松岡隆雄オーナーが逆瀬川Ｓに出走させる、
サンライズタイセイについて。
松岡オーナーは、山口県下関市に本社を構え、水産物輸入の「グローバル商社」、
水産加工品の企画・製造・販売の「食品メーカー」、冷凍・冷蔵倉庫を中心とする
「物流サービス」の３本柱で事業を展開している「株式会社松岡」の代表取締役を務めています。
１９５０年に「株式会社松岡商店本店」として設立された同社は、
「世界の国から日本の食卓へ」をスローガンに、世界中から水産冷凍品、
加工品、塩干物、鮮魚などを輸入しており、現在の取引先は、南北アメリカ各国、
ヨーロッパ、アフリカ諸国、アジア各国など５０ヶ国にまで広がっています。
また、「株式会社松岡」は、１９９９年に「サンライズファーム養殖場」（高知県幡多郡）を開設し、
それから同場で「ブリ」と「クロマグロ」の養殖を行っており、
その生産物を「日の出ぶり」・「日の出まぐろ」というブランド名で販売するなど、
順調に事業の規模を拡大しており、２０１４年１月期の年間売上高は「３１２億円」という素晴らしい数字でした。
そして現在、同社は、本社以外にも、東京・大阪・福岡の主要地域に支店を持ち、
物流センターも山口・神奈川・千葉・大阪・福岡に加え、
一昨年の春には、東京国際空港（羽田空港）からほど近い東扇島（神奈川県川崎市川崎区にある人工島）に
「東京湾岸物流センター」として国内最大級となる敷地面積１万坪を誇る「低温物流センター」を稼働させ、
そして今年の９月には、宮崎県都城市に、国内最大級の平屋式冷蔵庫を備える「都城物流センター」をオープンさせております。
更に同社は、昨年、国内物流大手の「伊藤忠ロジスティクス株式会社」と共同で、
中国で最大手の国営水産会社・「大連海洋漁業集団」の１００％子会社である「大連遠洋漁業国際貿易公司」との合弁となる、
「大連遼漁遠洋冷鎖物流有限公司」を大連市内に設立しているのですから、
同社のトップである松岡オーナーが、「業界を牽引する重要人物の一人」であるのは言うまでもありません。
そして、ＪＲＡの馬主としての松岡オーナーは、２００３年からＪＲＡで馬を走らせ始めておりますから、
１０年以上のキャリアを持ち、これまでに２００頭以上を所有しており、
その中には、２００７年のフェブラリーＳを制し、同年のジャパンＣダートで３着になったサンライズバッカスや、
２００８年と２００９年の中山大障害を連覇したキングジョイや、
２００２年と２００５年の産経大阪杯を制し、２００５年の毎日王冠も制したサンライズペガサスや、
２０１１年の小倉大賞典を制し、同年の新潟記念で２着になったサンライズベガなど多くの代表馬がおります。
そして、サンライズバッカスがフェブラリーＳを制した２００７年は、
この他にもサンアディユがセントウルＳとアイビスＳＤと京阪杯を制し、
サンライズマックスが中日新聞杯を制するなど、重賞で６勝を上げ、
獲得賞金はこれまでで最高となる「８億８２６２万円」を獲得していました。
しかし、昨年までの過去３年の松岡オーナーは、
２０１２年→獲得賞金４億６３３１万円
２０１３年→獲得賞金４億５４７１万円
２０１４年→獲得賞金５億１３０４万円
と、２００７年と比較して４億円近く獲得賞金を減らしている上、
今年も、先週までに獲得した賞金が、「４億５７６６万円」と昨年とほぼ同じペースとなっておりますので、
今週以降は全力で巻き返しを図ってくると見ておくべきでしょう。
したがって、現在は松岡オーナーが、「賞金の高い特別レースを勝って一気に稼ぎたい」と考えている筈ですから、
１着賞金１８２０万円（馬主の取り分は８割の１４５６万円）の逆瀬川Ｓに出走させるサンライズタイセイについては、
この馬を管理している浜田調教師に対して、メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高いと判断しておりました。
そして、最終追い切りの内容を確認したところ、
「Ｃウッドに入れられて、全体で８８秒２、終い１ハロン１２秒７
という時計を出していました。完全に馬なりだったため、速い時計
は出ませんでしたが、調子が良い馬ならではの軽快な脚捌きで走れ
ていましたから、このデキであれば、馬券に絡む可能性が十分にあ
るでしょう」
という内容でしたから、好レースが期待できそうです。
今年の勝ち馬予想は競馬会員予想にて公開致します。