山本英俊オーナーが毎日王冠に登録している、
スピルバーグについて。
山本オーナーの本業は、パチンコ・パチスロ機器の企画開発、販売を主に手掛けている、
「フィールズ株式会社」の代表取締役会長です。
「フィールズ株式会社」は、1988年、名古屋市の緑区に於いて資本金1000万円で設立された「株式会社東洋商事」が前身でして、
2001年に現在の社名となり、2003年には資本金を12億9500万円として「JASDAQ市場」に上場し、
2004年には、今の所在地である「渋谷ガーデンタワー」に本社を移転しており、現在は、
資本金が79億4800万円で、ウルトラマンでお馴染みの「株式会社円谷プロダクション」など
計16社を傘下に持ち、連結での従業員数が1900名を超えております。
また、「パチンコ・CRエヴァンゲリオン」シリーズや、「パチスロ・回胴黙示録カイジ」シリーズなどを大ヒットさせているように、
以前は「パチンコ・パチスロ関連事業」が中核となっておりましたが、最近は、「小学館クリエイティブ」と共同出資で、
月間コミック誌の発行を主に行う「株式会社ヒーローズ」を設立している上、
先ほど名前を挙げた「株式会社円谷プロダクション」を吸収合併し、
「キャラクターの知的財産(IP)ビジネス」を手掛けるなど、積極的に新規事業を展開しております。
そして、過去3年に発表している「3月期の連結売上高」は、
2013年3月期→1081億4100万円
2014年3月期→1149億0400万円
2015年3月期→995億5400万円
となっており、現時点で、2016年3月期の業績は「1200億円」を見込んでいる状況です。
しかも、今年の4月14日(火)付けで、以前の「JASDAQ」から「東証一部」へと上場しておりますから、
同社の代表取締役会長を務めている山本オーナーを、多くの方が「優秀な経営者」と認めているでしょう。
また、馬主としての山本オーナーは、2004年にJRAの個人馬主資格を取得しており、
それから現在までに100頭以上を所有し、過去の代表的な存在としては、
2007年のスプリングSを制したフライングアップルが挙げられ、
現在の所有馬23頭の中で代表的な存在としては、2010年の青葉賞を制したペルーサや、
2012年のアルゼンチン共和国杯を制したルルーシュや、
昨年の天皇賞・秋を制したスピルバーグが挙げられます。
山本オーナーは、2012年のアルゼンチン共和国杯をルルーシュで制してから、
一時は重賞の連敗が「26」まで伸びましたが、昨年は、スピルバーグが天皇賞・秋を制し、
この連敗を止められた上、一昨年、獲得していた賞金「2億9315万円」を倍近く上回る、
「5億3381万円」という数字を記録しておりました。
しかし、今年に入ってから先週までは、「重賞で7戦0勝、
それを含めて94戦7勝」という成績に終わっており、
既に10月になっているにも関わらず、獲得賞金が「1億4587万円」と、
昨年の3割にも満たない数字に留まっておりますので、現在の山本オーナーは、
「一気に巻き返したい」と考えている筈です。
そのため、今週、1着賞金6500万円(馬主の取り分は8割の5200万円)
の毎日王冠に登録しているスピルバーグについては、同馬を管理している藤沢和雄調教師に対して、
メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高いと見ております。