セントウルSで注目すべき存在と見ているのは、

西山茂行オーナーが登録している

ネロ。

西山オーナーは、東京都港区赤坂に本社を構えている、

西山興業株式会社の代表取締役社長を務めております。

同社は、埼玉県内最大級となる45ホールを有する大宮国際カントリークラブや、

太平洋に面した27ホールのシーサイドコースでリゾート気分が味わえる館山カントリークラブや、

福島県下一の来場者数を誇るサラブレッドカントリークラブや、

ニッソーカントリークラブ、大宮カントリークラブや、

棚倉ステークスカントリークラブといったゴルフ場の経営を主な事業としております。

また同社は、ゴルフ場の経営の他にも、ホテルシローといった宿泊施設の運営や、

赤坂や銀座などに6ヶ所ある貸しビル事業や、




自社ビルの1階にある中国料理たけくまといった飲食店の経営なども手掛けており、

これらはどれも好評を得ているようですから、そのトップである西山オーナーは、

周囲から厚い信頼を寄せられているのでしょう。

そして西山オーナーは、1992年の桜花賞など重賞を6勝したニシノフラワーや、

1998年の皐月賞や菊花賞など重賞を5勝したセイウンスカイを筆頭に、

多数の活躍馬を生産していた西山牧場の創業者、西山正行氏(故人)のご子息でして、

2004年に正行氏が亡くなられた後は、茂行オーナーが西山牧場の経営を引き継ぎ、

2008年頃には、ニシノフラワーなどの繁殖牝馬を他の牧場に預け、

西山牧場の本場)をダーレージャパンファームに売却しております。

ただ、西山牧場育成センター、

西山牧場阿見分場や、西山牧場江戸崎分場といった育成施設の運営は、

現在も西山オーナーが続けている筈です。

ちなみに西山オーナーは、現在の内閣総理大臣・安倍晋三氏と同じ成蹊大学の出身で、

競馬関係者で言えば現在、下河辺牧場の代表を務めている下河辺俊行氏も、同大学の出身です。

また、西山オーナーは、正行氏から引き継いだ馬も含めると、

これまでに400頭以上を所有しており、西山オーナーが引き継いだ後の代表的な存在としては、

2006年の函館2歳Sを制したニシノチャーミーや、

2010年の中山牝馬Sを制したニシノブルームーンなどが挙げられます。

一昨年の西山オーナーは、23勝・獲得賞金4億1007万円という成績を残しておりましたが、

昨年は、16勝・獲得賞金3億2150万円と、前年を下回っておりました。

そのため、今年の西山オーナーは、何としても巻き返したいと考えているのでしょうが、

実際は、先週までに、14勝を上げているものの、

賞金が1億9664円というペースですから、




このままでは、一昨年どころか昨年の数字にも届かないでしょう。

また、西山オーナーは、ニシノブルームーンで2010年の中山牝馬Sを勝ってから現在まで、

重賞で57連敗中となっております。

しかも、西山オーナーは、ニシノオウカンを8月28日(日)の新潟2歳Sに出走させる予定でしたが、出

馬投票が確定する直前に骨折してしまいましたので、オーナーは非常に残念な思いをした筈です。

こういった状況の中、今週は、1着賞金5900万円(馬主の取り分は8割の4720万円)

のセントウルSにネロを登録しておりますので、西山オーナーの立場でしたら、

久々に重賞を勝ちたい、ニシノオウカンの悔しさを晴らしたいと考え、

この馬を預けている森調教師に対して、渾身の勝負仕上げを指示しますので、

実際に厩舎がどう仕上げてくるのかなど、

今後の動きを念入りに確認していきたいと考えております。


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