山元哲二オーナーがワールドオールスタージョッキーズ第2戦に出走させる、
ダンツキャンサーについて。
山元オーナーの本業は、「JR指宿枕崎線」と「鹿児島市電」が乗り入れている、
「南鹿児島駅」のすぐ近くにある「山元ビル」を拠点として、名前の通り、
主に建設関連の業務を手掛けている「山元建設興業株式会社」と、
主にタクシーによる観光案内を手掛けている「株式会社山元交通」の代表取締役社長です。
本社を含めて、鹿児島市内に10ヶ所の営業拠点を構え、
160台近くの営業車両を保有している「株式会社山元交通」は、観光客と地元の方に、
移動手段として非常に重宝されており、通常のタクシー業務に加えて、
鹿児島を代表する観光スポットの「桜島」や、温泉地として有名な
「指宿市」や「霧島市」などに向かう観光サービスも行っております。
また、同社は一昨年の3月から、鹿児島県では初めて、スマートフォンアプリを使用した
「全国タクシー配車」というサービスに対応しており、これまでよりも迅速な配車が可能となったのですから、
代表取締役社長として、このような形でユーザーのニーズに対応している山元オーナーは、
地域の方から大いに信頼されていることでしょう。
そしてJRA馬主としての山元オーナーは、キャリアが30年以上に及んでいる大ベテランで、
これまでに350頭近くを所有しており、過去の代表的な存在としては、
1995年の宝塚記念を勝ったダンツシアトルや、
2002年の宝塚記念を勝ったダンツフレームや、
2004年のアメリカJCCを勝ったダンツジャッジや、
2005年の青葉賞を勝ったダンツキッチョウや、
2008年のアーリントンCを勝ったダンツキッスイなどが挙げられます。
昨年の山元オーナーは、「5勝・獲得賞金1億0903万円」という成績でしたが、
今年に入ってから先週までは、「9勝・獲得賞金9980万円」という数字を残し、
昨年のペースを大幅に上回っておりますが、私は山元オーナーが、
先週までの結果に満足せず、今週以降も全力で賞金を稼ぎにくると見ているのです。
何故なら山元オーナーは、これまで毎年にように多くの「競走馬セール」に参加しており、
昨年の8月以降だけでも、
「HBAサマーセール」→計6頭を総額3067万円(税込)で購入
「HBAオータムセール」→計3頭を総額1782万円(税込)で購入
と、計9頭を総額4849万円で購入していた上、今年も、
先日まで行われていた「HBAサマーセール」に於いて、
計5頭を総額2259万円(税込)で購入しておりました。
もちろん、10月5日(月)~7日(水)に行われる今年の「HBAオータムセール」など、
この後に控えているセールでも、山元オーナーは何頭かを購入するでしょう。
そのため、今の山元オーナーは、「HBAサマーセールで使った資金を回収したい」という思いと、
「今後のセール資金を稼いでおきたい」という思いの両方を抱いている筈であり、
1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)
のワールドオールスタージョッキーズ第2戦にダンツキャンサーを出走させますので、
「完全に勝負懸かり」と判断できますし、最終追い切りについての報告も、
「札幌のダートで、とてもスムーズな動きを見せていましたね。
完全に馬なりでしたから、全体が69秒9、終いが12秒6と、
時計はそんなに速いものではなかったのですが、体の張りや毛
ヅヤの良さも目立っていましたので、キッチリ仕上がっている
と見ていい筈です」
という内容でした。
また、先々週までに「重賞で騎乗機会5連勝」を記録していたように、
最近、非常に乗れている岩田騎手が鞍上となったことも、
「大きなプラス要素」と言えるでしょう。
これらの理由から、この馬を「大いに注目すべき存在」と考えております。