一口馬主クラブの「東京ホースレーシング」が秋華賞に登録している、

レッドアヴァンセについて。

以前、「ユーワホースクラブ」という名称だった同クラブは、

パチンコ機器販売大手「フィールズ株式会社」の代表取締役会長であり、

JRAの馬主としては、スピルバーグでお馴染みの山本英俊オーナーがクラブの権利を取得し、

2006年に、現在の「東京ホースレーシング」に名称を変更し、

それに合わせて冠名も「レッド」に変更しております。

そして、現在は、山本オーナーの奥様である山本洋子さんが同クラブの代表を務めており、

愛馬会法人・「東京サラブレッドクラブ」の代表は、

中山馬主協会の会長である西川賢オーナーの異母弟であり、

プロゴルファーでもある西川哲氏が務めています。

既に引退している馬の中で、代表的な存在としては、

2009年の秋華賞を制し、同年の桜花賞とオークスで2着になったレッドディザイアや、




2014年の京王杯SCを含めて重賞を3勝したレッドスパーダや、

2011年の府中牝馬S、小倉記念、七夕賞などを制したイタリアンレッドや、

2013年の札幌2歳Sと阪神ジュベナイルFを制したレッドリヴェールといった名前が挙げられ、

現役の代表的な存在としては、これまでに重賞を3勝しているレッドアリオンや、

今年、重賞を2勝しているレッドファルクスが挙げられます

一昨年の同クラブは、先述したレッドスパーダで制した京王杯SCのほか、

レッドキングダムが中山大障害を、

レッドアルヴィスがユニコーンSを制するなど、

「獲得賞金10億3421万円」(59勝)という過去最高の成績を残しましたので、

この結果には関係者全員が大いに満足した筈です。

また、昨年の同クラブは、レッドアリオンの活躍などにより、

「獲得賞金9億6206万円」(49勝)と、勝ち星が50勝を割ってしまったものの、

獲得賞金は前年とほぼ同水準となっておりました。

しかし、今年は重賞を2勝しているものの、

先週までに「獲得賞金6億9914万円」(35勝)と、

賞金と勝ち星のいずれも、過去2年のペースを下回っている状況です。

この状況が影響しているのか、同クラブは、

計32頭の「2016年度募集馬」(現1歳世代)について、

7月21日(木)にカタログを発送し、7月22日(金)から「先行募集」を行なっており、




8月5日(金)から「通常募集」を開始しておりますが、

これらの内、既に満口となっているのは9頭のみで、

残りの23頭は、現在も出資を受け付けております。

そのため、現在は同クラブの関係者全員が、過去の募集馬を活躍させて、

出資を検討している顧客層に、「東京ホースレーシングの馬は稼げる」という印象を与えたい筈であり、

過去の募集馬がG1レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。

したがって、1着賞金9200万円(馬主の取り分は8割の7360万円)

の秋華賞に登録しているレッドアヴァンセについては、

クラブの関係者が、この馬を管理している音無調教師に対して、

かなり勝負懸かった指示を出していると見ております。

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