菊池五郎オーナーが阿蘇Ｓに出走させる、
キクノソルについて。
菊池オーナーの本業は、三重県三重郡の川越町に本社を構えている、
「菊池重機建設株式会社」の代表取締役です。
１９６６年に創業された同社は、地元の三重県を中心に、
土木工事、外構工事、造園工事などを手掛けており、最近の実例としては、
・三重県北部を流れる二級河川・「朝明川（あさけがわ）」の河川災害復旧工事及び河床整理工事
・三重郡川越町にある「南福崎東公園」の整備工事
・愛知県弥富市の市道・「六條鮫ヶ地（ろくじょうさめがんじ）線」の改良工事
・三重県四日市市内を通る県道・「小牧小杉線」の道路交通安全対策工事
・三重県四日市市から桑名市に至る主要地方道・「四日市多度線」の道路災害復旧工事
などが挙げられます。
また、菊池オーナーは、同社の敷地内に於いて、「ペットホテル＆保育園・ＣＡＲＯ」という施設を経営しており、
「日帰り２０００円」、「１泊２日３０００円」という低料金で利用できるここは、
ケージの中ではなく、広いドッグランスペースでお客様の愛犬をお預かりするサービスや、
飼い主が安心できるよう、一日に２～３回、愛犬の様子を写真付きのメールで通知するサービスが、
地元の方から大変好評を得ているそうです。
そのため、菊池オーナーは、地域の方から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
なお、ＪＲＡ馬主としての菊池オーナーは、キャリアが３０年に及んでいる大ベテランで、
これまでに７０頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、
２００８年の武蔵野Ｓを制したキクノサリーレや、
２００７年のアンタレスＳで２着になったキクノアローなどが挙げられます。
しかし、キクノサリーレが制した武蔵野Ｓから、菊池オーナーは、６年半以上も重賞を勝てておりませんし、
今年に入ってから先週までの成績は、「２勝・獲得賞金７４４５万円」と、
これまでで一番の数字を残していた昨年の、
「７勝・獲得賞金１億３９１６万円」を大きく下回っているため、
現在は、「賞金の高い特別レースを勝って一気に稼ぎたい」と強く願っていることでしょう。
そして、菊池オーナーは、一度に所有する頭数がそれほど多くない割に、
競走馬セールに参加する機会が多く、昨年も、
「ＨＢＡサマーセール」→１頭を４３２万円（税込）で購入
「ＨＢＡオータムセール」→１頭を５４０万円（税込）で購入
と、総額９７２万円（税込）を投じて計２頭を購入しており、今年も、
７月２１日（火）に行われた「ＨＢＡセレクションセール」１頭を５４０万円（税込）で購入しておりました。
また、昨年の状況を踏まえますと、８月２４日（月）～２７日（木）に行われる今年の「ＨＢＡサマーセール」や、
１０月５日（月）～７日（水）に行われる今年の「ＨＢＡオータムセール」でも、何頭かを購入する可能性が高く、
現在はきっと、「所有馬でセール資金を稼いでおきたい」とも願っている筈です。
したがって、私が菊池オーナーの立場であれば、「何が何でも阿蘇Ｓを勝ちたい」と考え、
キクノソルを預けている北出調教師に対して、
迷わずメイチの勝負仕上げを指示しますし、最終追い切りについての報告が、
「坂路で追われて、全体が５３秒９、終いが１２秒５
という時計でまとめていました。終い重点の調教だっ
たので、多少、全体の時計は掛かってしまいましたけ
ど、鞍上が仕掛けると、抜群の反応で一気に伸びた動
きは、合格点を与えられるものでしたから、申し分な
い状態でレースを迎えられるでしょう」
という内容でしたから、好レースが期待できると考えております。