レパードＳで「注目している存在」として見ているのは、
大城敬三オーナーが登録している、
ダイワインパルス。
大城オーナーの本業は、千葉県習志野市に本社ビルを構えている、
「大和商事株式会社」の代表取締役会長です。
１９４８年、東京都渋谷区で創業された同社は、当初、
船橋市の本町にあった「船橋ゲームセンター」の経営を主に手掛けておりましたが、
１９７０年、習志野市の津田沼にパチンコホール「ニュー後楽園」を開店し、
１９７１年には、現在の場所に拠点を移しております。
そして現在では、千葉市と習志野市と船橋市にある「ニュー後楽園」や、
千葉市と船橋市にある「アスワン」など、千葉県内で計９店舗のパチンコホールを展開するなど、
着実に規模を拡大している上、自社ビルの貸しテナント事業や、
習志野市などに計４店舗ある「カフェ・シャローム」、
千葉県内に２店舖ある「もつ焼き坊っちゃん」といった飲食事業や、
自社ビル内に店舗を構えている書籍販売店の「ＢＯＯＫＳ昭和堂」など、多くの事業を手掛けているのですから、
同社の会長を務めている大城オーナーは、「誰もが認める敏腕経営者」と言えるでしょう。
また、ＪＲＡ馬主としての大城オーナーは、「大和商事株式会社」の法人名義で馬を所有していた時期も含めると、
キャリアが２５年以上に及んでいる大ベテランでして、
２００６年と２００７年のマイルＣＳなどを制したダイワメジャーや、
２００８年の有馬記念などを制したダイワスカーレットや、
２０１２年と２０１３年の福島記念を連覇したダイワファルコンや、
２０１３年京王杯スプリングＣを制したダイワマッジョーレなど、
これまでに６００頭以上を走らせており
「ＧＩレースの１０勝を含む重賞３９勝」という素晴らしい実績を残しております。
また、大城オーナーと言えば、毎年のように積極的に競走馬セールに参加しており、今年も、
５月１５日（金）の「千葉サラブレッドセール」→４頭を１億０６９２万円で購入
７月１３日（月）～１４日（火）の「セレクトセール」→２頭を１億７３８８万円で購入
と、総額２億８０８０万円を投じて計６頭を購入しております。
そのため、「千葉サラブレッドセール」が終わってからの大城オーナーは、
「購入に要した資金を早急に回収したい」と考えている筈ですが、この期間の成績は、
「４６戦５勝・獲得賞金５９９４万円」（馬主の取り分は８割の４７９５万円）と、
獲得賞金がセールで使った資金の２割にも達しておりません。
よって、現在は大城オーナーが、「賞金の高い重賞を勝ち、
セール資金の回収ペースを上げたい」とも考えている筈ですから、
１着賞金４０００万円（馬主の取り分は８割の３２００万円）のレパードＳに登録しているダイワインパルスについては、
この馬を管理している宗像調教師に対して、
メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高いと見ておりました。
そして、最終追い切りの内容を確認したところ、
「レースでも乗る田中勝春騎手がウッドに入れて、
全体７０秒８、終い１２秒４という時計を馬なりで
出していて、インディーズゲームをコンマ５秒追走
して、最後は同入していました。テンからスムーズ
に加速して、フットワーク抜群の俊敏な動きを見せ
ていましたので、いい状態でレースに臨めそうです」
というものでした。
そのため、この馬の上位入線を期待しております。