島川隆哉オーナーが弥生賞に出走させる、
トーセンバジルについて。
島川オーナーの本業は、宮城県仙台市の中心部に本社を構え、
「カニトップ」をはじめとした健康食品の販売を主に手掛けている、
「株式会社ジャパンヘルスサミット」の代表取締役社長です。
1990年に設立された同社は、現在、健康食品の販売に加えて、
仙台市内の賃貸物件仲介事業を主に手掛けている「株式会社杜の都地所」の経営や、
ゴルフ場やゴルフ練習場などを運営している「株式会社杜の都」の経営や、
仙台駅前にある大型LEDスクリーン・「仙台アオバビジョン」を媒体とした広告事業なども手掛けております。
よって、代表取締役社長としてこれらの事業を取り仕切っている島川オーナーは、地域の方から厚い信頼を寄せられている筈です。
また、一昨年の7月に島川オーナーは、スキーリゾート地や温泉地として有名な宮城県苅田郡蔵王町に
「エール蔵王・島川記念館」という美術館をオープンしております。
ここは、島川オーナーが「地元の皆様に見ていただきたい」との思いで収集した、
日本画家の巨匠・横山大観作の「霊峰不二」や、日本を代表する芸術家であり、
美食家としても有名な北大路魯山人作の「銀彩花入」や、フランスの代表的な芸術家の一人であるエミール・ガレ作の「バラ文彫花器」など、
世界的に貴重な美術品が多く展示されておりますので、島川オーナーは、「文化面でも地元に大きく貢献している人物」と言えるでしょう。
そして馬主としての島川オーナーは、1998年からJRAで馬を走らせ始めており、
現在までに400頭以上を所有していて、その中の代表的な存在としては、
2011年の天皇賞・秋を制するなど、7億0506万円を獲得しているトーセンジョーダンが真っ先に挙げられるでしょう。
また、一昨年の島川オーナーは、「35勝・獲得賞金7億8301万円」という成績を残していましたが、
昨年は、トーセンスターダムがきさらぎ賞とチャレンジCを制したものの、
他の馬があまり活躍できなかったことなどから、「31勝・6億2409万円」という前年を下回る成績に終わっております。
更に、今年に入ってから先週までも、特別レースの戦績が「16戦1勝」となっていることなどから、
獲得賞金が「1億2648万円」と、一昨年のペースを大きく下回っていますし、
僅かではありますが、昨年のペースも下回っている状況です。
そこで、島川オーナーの立場であれば、巻き返しを果たすため、賞金の高いレースを勝つことに全力を注ぎますし、
実際に今週は、1着賞金が5200万円の弥生賞にトーセンバジルを出走させますので、早い段階から「勝負懸かり」と見ておりました。
そして、最終追い切りの内容を確認してみたところ、
「レースでも乗る岩田騎手がCウッドで終いを重点的に追って、
全体が83秒1、終いが12秒2という、馬場が悪かったことを
考えれば十分な時計を出していました。併せ相手のセイルラージ
を、コンマ7秒後ろから追い掛ける形の調教で、岩田君が仕掛け
ると鋭く伸びて一気に相手を交わし、最後はコンマ1秒差を付け
ていましたね。これだけ動けるのでしたら、デキがいいのは間違
いないでしょう」
という返答でしたから、好レースが期待できる筈です。