一口馬主クラブの「広尾レース」がファンタスティックJTに出走させる、

マカハについて。

「広尾レース」は、1995年に「サウスニアレースホースクラブ」として創業されており、

過去には、シンボリルドルフやシンボリクリスエスなどで有名な「シンボリ牧場」と深く関わっていた時期がありますが、

この理由は恐らく、当時、クラブの代表を務めていた松平正樹氏と、

「シンボリ牧場」の代表・和田孝弘氏が、高校の同級生だったからなのでしょう。

そして同クラブは、2007年の3月に、愛馬会法人の名称を「広尾サラブレッド倶楽部株式会社」に、

クラブ法人の名称を「広尾レース」に、それぞれ変更しており、これは現在も変わっておりません。

また、同クラブは、リニューアル5周年を迎えた2012年に、

「すべての人に一口馬主の歓喜を!」というキャッチコピーを用い、

入会金、馬代金、保険料出資金などが「0円」となる「0革命」を実施しました。

ちなみに、この「0革命」の対象馬は、当時、

「ベネディーレの2012」として募集されていたゼロレボルシオン(父・シンボリクリスエス)でして、

最近、入厩に備えて、美浦トレセンの近郊にある育成場に移動しています。

この「広尾レース」に於いて、過去の代表的な存在と言えば、

2011年のダービー卿CTを制したブリッツェンが挙げられ、

この馬は、昨年12月のディセンバーSを最後に引退するまで、

1億7602万円の賞金を獲得しました。

2011年の同クラブは、ブリッツェンの活躍によって、

「15勝・獲得賞金2億5590万円」という成績を残していましたが、一昨年と昨年は、

2012年→「6勝・獲得賞金額1億5776万円」
2013年→「5勝・獲得賞金額は1億0979万円」

という数字に終わっていましたので、今年を迎えるにあたっては、クラブの関係者全員が、

「必ず巻き返しを図り、2011年のように多くの賞金を稼ぎたい」と望んでいた筈です。

そして、今年に入ってからは、「6勝・獲得賞金1億1845万円」という成績を残しており、

既に昨年の数字を上回っておりますが、2011年と比較すれば、

勝利数と獲得賞金のどちらも、半分にも達しておりません。

更に、同クラブが出資を受け付けた計7頭の「2012年産駒募集馬」(現2歳世代)は、

新馬戦が始まって既に半年が過ぎようとしている現在も、5頭が募集中という状況です。

よって、現在はクラブの関係者全員が、

「2011年の数字に少しでも近付けるよう、年末までにできる限り多くのレースを勝ちたい」

という思いと、

「過去の募集馬を活躍させてクラブの知名度を上げ、今後の出資者増加に繋げたい」

という思いの両方を非常に強く抱いている筈で、マカハが明日のファンタスティックJTを勝ち、

このレースの1着賞金1790万円(馬主の取り分は8割の1432万円)

を獲得すれば、二つの思いを一気に果たせることとなります。

そして、最終追い切りについて、

「坂路で一杯に追われて、全体が54秒2、終いが12秒9
という時計を出していました。馬場が渋っていた割には悪く
ない時計で、動きそのものも、調子がいい馬ならではの軽快
なもので、鞍上が仕掛けてからの反応は抜群でしたから、持
っている力はキッチリ出し切れるでしょう」

という内容でした。

これらの理由から、この馬を、「大いに注目すべき存在」と考えております。


当日厳選したレースでの
買い目をご希望の場合は
競馬会員にお申込み下さい。