栗本守オーナーがみやこＳに登録している、
クリノスターオーについて。
栗本オーナーの本業は、一昨年の七夕賞と、昨年のアルゼンチン共和国杯を勝った
アスカクリチャンなどでお馴染みの栗本博晴オーナーと同じく、
奈良県大和高田市に本社を構え、「ラジコン用バッテリーの輸入販売」や、
「船舶売買の仲介」などを手掛けている、「株式会社セイキ」の取締役です。
確か同社の起源は、１９８６年から１９９１年頃まで活動していた、
「ディーゼル精機株式会社」の「船舶部」でして、その後、事業を拡大する為、
１９９２年に「株式会社セイキ」として独立創業しています。
最近、同社が力を入れている事業の一つは、中国の大手リチウム電池メーカー
「ADVANCED・ELECTRONICS・ENERGY社」の代理店として行っている、
「ラミネート型リチウム二次電池」や、「円筒型リチウム二次電池」などの販売でして、
これらの販促活動を行うため、ここ数年は積極的に全国各地の展示会に参加しており、
今年の２月２６日（水）～２８日（金）に行われた、二次電池・蓄電池の製造・開発に関する世界最大の展示会
「バッテリージャパン２０１４」（会場・東京ビッグサイト）にも、「ニッケル水素単電池」などのブースを設置し、
大変好評を得ていたようですから、同社が「業界で大いに注目されている存在」であるのは間違いないでしょう。
そして、ＪＲＡ馬主としての栗本オーナーは、２００１年から馬を走らせ始め、
今年で１４年目を迎えており、これまでにＪＲＡでは、現役の６頭を含む３０頭近くを所有しています。
栗本オーナーは、少し前まで重賞を勝てておりませんでしたが、今年に入って、
クリノスターオーを出走させた５月２４日の（土）の平安Ｓで初めて重賞勝ちを収め、
１０月４日（土）にはシリウスＳも制しましたから、栗本オーナーにとって、この馬は、
「非常に思い入れの強い１頭」であることは間違いない筈です。
同馬の活躍により、今年、栗本オーナーは既に昨年を上回る「獲得賞金９７３９万円」としていますが、
栗本オーナーが今の状況に決して満足していないと見ております。
何しろ、栗本オーナーが今年に入ってから獲得した賞金、「９７３９万円」の内訳は、
クリノスターオー→９０７８万円
エクレウス→４６０万円
クリノスイートピー→２００万円
となっており、クリノコトノオー（牡４・今年は５戦０勝）、
クリノチクバオー（牡２・２戦０勝）の２頭は、全く賞金を稼げておりません
よって、私が栗本オーナーの立場でしたら、
１着賞金が３７００万円（馬主の取り分は８割の２９６０万円）のみやこＳに登録しているクリノスターオーで、
「できる限り他の馬の分まで賞金を稼ぎたい」と考え、
この馬を預けている高橋義忠調教師に対して、お釣りを残さない勝負仕上げを依頼します。
そのため、最終追い切りの内容を確認したところ、
「今朝、坂路で、全体が５１秒７、終い１ハロンを１２秒８でまとめていました。
シグナルプロシードを前に置く形での調教で、鞍上のゴーサインが出ると、抜群の
反応で相手を一気に突き放して、最後は２馬身付けるという、とてもいい内容でした」
という内容でしたから、見込みは正しかったと確信しております。
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