吉田和美オーナーが青葉賞に登録している、

テオドリーコについて。

吉田和美オーナーは、「ノーザンファーム」の代表であり、

「社台スタリオンステーション」の

代表取締役でもある吉田勝己オーナーの奥様でして、

和美オーナーご自身も、

「株式会社ノーザンホースパーク」の取締役など、

「社台グループに於ける要職」をいくつか務めています。

JRA馬主としての和美オーナーは、

2000年から所有馬を走らせており、

これまでの代表的な存在としては、

2010年と2011年の高松宮記念を連覇したキンシャサノキセキや、

2010年の天皇賞・春を制したジャガーメイルや、

2012年のフェブラリーSを制したテスタマッタ

などが挙げられるでしょう。

そして、和美オーナーの過去の所有馬の内、

一番多くの賞金を稼いだのは、

連覇した高松宮記念を含む重賞7勝を上げ、

7億8530万円の賞金を獲得したキンシャサノキセキでして、

この馬が重賞3勝を上げた2010年には、

今までで最高となる8億8893万円の賞金を獲得していました。

しかし、翌年以降、和美オーナーの所有馬の成績は、

2011年→獲得賞金7億2630万円
2012年→獲得賞金5億6097万円
2013年→獲得賞金4億1732万円

と、毎年のように獲得賞金が減っており、昨年に至っては、

2010年の半分以下という状況ですから、

私は和美オーナーを含む社台グループの関係者達が

危機感を抱いている可能性が高いと見ています。

何故なら、先ほど記した通り、和美オーナーは、

「社台グループに於ける要職」

をいくつか務めていることから、個人名義の所有馬が活躍しなければ、

周囲に「馬を見る目がないのでは?」という印象を与えてしまう可能性があり、

そうなると、

社台グループがJRAの個人馬主に対しに出資を呼び掛けている

「社台グループオーナーズ」

などの売り上げ減少に繋がってしまうことも十分考えられますので。

そして、今年に入ってから先週までの和美オーナーは、

マーティンボロで制した中日新聞杯を含む12勝を上げ、

2億3658万円の賞金を獲得しているものの、

2010年と比べると、まだまだ物足りない数字ですから、

今週以降は賞金の高い重賞を全力で勝ちにくると見ています。

そのため、1着賞金5200万円
(馬主の取り分は8割の4160万円)の

青葉賞に登録しているテオドリーコについては、

私が和美オーナーの立場であれば、

この馬を管理している木村調教師に対して、

「メイチの勝負仕上げを指示」

しますので、最終追い切りの内容を入念に確認した上で、

馬券としてどう扱うかを慎重に判断する必要があるでしょう。

また、今週の和美オーナーは、

1着賞金1億3200万円(同1億0560万円)の

天皇賞・春にジャガーメイルを登録しておりますので、

こちらも全く同じ理由で、「勝負懸かり」だと私は判断しています。

当日買い目をご希望の場合は
競馬会員にお申込み下さい。