亀田和弘オーナーが福島牝馬Sに登録している、

ケイアイエレガントについて。

亀田オーナーの本業は、

東京都豊島区の駒込に本社を構えている、

「株式会社啓愛義肢材料販売所」の代表取締役です。

1946年に創業した同社は、社名の通り、

整形外科用の義手、義足などの製造・販売を主に手掛けており、

現在では、駒込の本社に加えて、

札幌市、仙台市、さいたま市、名古屋市、大阪市の

計5ヶ所に営業所を構えています。

そして、JRAの馬主としては、

「啓愛義肢材料販売所」の法人名義や、

ご家族の守弘氏の個人名義で馬を所有しておりましたが、

現在、お持ちの10頭全てが和弘オーナーの名義となっており、

これまでの代表的な存在としては、

2010年のプロキオンS、

2011年のカペラSを制したケイアイガーベラや、

2012年のダイヤモンドSを制したケイアイドウソジンや、

昨年のシリウスSを制したケイアイレオーネなどが挙げられます。

また、2009年の亀田オーナーは、

ケイアイライジンで制したプリンシパルSや、

ケイアイテンジンで制したギャラクシーSなど、

37勝を上げ、4億9113万円の賞金を獲得し、

翌年にも、ケイアイガーベラで制したプロキオンSなど、

重賞1勝を含む27勝を上げ、

5億0553万円の賞金を獲得しておりましたが、

それ以降は、

2011年→15勝・獲得賞金3億4019万円
(1月1週目~4月3週目・3勝・同6958万円)

2012年→12勝・獲得賞金2億3052万円
(1月1週目~4月3週目・5勝・同1億0132万円)

2013年→12勝・獲得賞金2億6106万円
(1月1週目~4月3週目・5勝・同9272万円)

と、2009年や2010年と比べると、

明らかに物足りない成績となっているため、

今の亀田オーナーは、

「2009年や2010年のような成績に近づけたい」

と考えていることでしょう。

そして、今年の成績は、先週までで、

ケイアイドウソジンが阪神ジャンプSを制するなど、

「6勝・獲得賞金1億1895万円」

と、過去3年の同じ時期を上回ってていますので、今の亀田オーナーは、

「更に勢いを付けたい」と考えている筈です。

また、

亀田オーナーは現在、10頭をお持ちで、

その内の4頭がオープン馬ですが、今週はその中で、

今年に入って2戦2連対と勢いのあるケイアイエレガントを、

1着賞金3700万円(同2960万円)
の福島牝馬Sに登録してきたのですから、

当然、「勝負懸かり」と判断すべきでしょうし、

私が亀田オーナーの立場でしたら、

この馬を預けている尾形充弘先生に対して、

間違いなく「渾身の勝負仕上げ」をお願いします。

そして、

この馬の最終追い切りについての報告も、

「坂路に入れられて、全体が53秒8、終いが12秒7
という時計を出していました。決して速い時計ではありません
でしが、動きそのものは、調子がいい馬ならではの軽快なもの
でしたから、力を出し切れる状態だと見ていいでしょう」

という内容でしたから、

好レースが期待できると私は考えております。

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