矢野恭裕オーナーが福島牝馬Sに出走させる、

クラウンロゼについて。

矢野オーナーの本業は、

公営・浦和競馬場(埼玉県さいたま市南区)の近くに本社を構え、

下水道・公園といった都市環境施設の設計や、

水門・堤防といった河川構造物の設計などを手掛けている、

「クラウンコンサルタント株式会社」の代表取締役社長です。

同社を含め、

名古屋市中区に本社を構えている「株式会社クラウンテック」や、

福岡県早良区の「株式会社クラウン建築設計」や、

大分県豊後高田市の「株式会社クラウン」は、

いずれも「クラウングループ」の傘下でして、

同グループの代表は、矢野オーナーのお父様で、

JRAの馬主でもある矢野悦三氏です。

馬主としての恭裕オーナーは、

2012年からJRAで馬を走らせていまして、

最初の年は1勝のみで、獲得賞金は871万円に留まっていましたけど、

昨年は、

クラウンロゼを出走させたフェアリーSで初の重賞勝ちを果たすなど、

前年を大きく上回る6156万円の賞金を獲得していました。

ただ、

今年に入ってから先週までに恭裕オーナーは、

クラウンデピュティとクラウンデュナミスで制した

3歳未勝利の2勝のみとなっていまして、

獲得賞金も、昨年を大幅に下回る1000万円に留まっていますので、

今週以降は全力で巻き返しを図ってくると私は見ております。

また、恭裕オーナーは、お父様であるため、

「完全に財布が同じ」と言える悦三オーナーと共に、

これまで多くの競走馬セールに参加しておりまして、

昨年だけでも、

・恭裕オーナーの名義
「JRAブリーズアップセール」→1頭を1600万円で購入

・悦三オーナーの名義
「JRAブリーズアップセール」→1頭を650万円で購入
「HBAオータムセール」→1頭を120万円で購入

と、お二人で計3頭に2370万円を使っています。

ですから、

「JRAブリーズアップセール」など、

これから行われるセールに参加する可能性も十分にありますので、

今の恭裕オーナーは、

「できるだけ多くのセール資金を確保しておきたい」

と考えている筈です。

また、恭裕オーナーは現在、

全部で4頭をお持ちになっていますが、

その内、これまでに6101万円の賞金を獲得している

「稼ぎ頭」のクラウンロゼは、

昨年のアネモネSを勝ってから「5連敗中」という状況で、

もう1年以上も勝てていません。

そのため、間違いなく今の恭裕オーナーは、

「何としてもこの馬の連敗を止めたい」

とも考えている筈でして、今週は、

1着賞金3700万円(馬主の取り分は8割の2960万円)の

福島牝馬Sにそのクラウンロゼを出走させますので、

私がオーナーでしたら、預けている天間先生に対して、

「お釣りを残さないメイチの勝負仕上げ」

をお願いします。

そして、最終追い切りについての報告は、

「昨日、ダートで一杯に追われて、全体が66秒0、終いが
13秒5という時計を出していて、脚捌きが力強く、動きも
切れのあるものでしたし、鞍上のゴーサインが出てからの反
応も抜群でしたから、前走の時よりも状態は明らかに上だと
判断できます」

というものでしたから、

好レースが期待できると私は見ております。

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