森中蕃オーナーがファルコンＳに登録している、
シゲルカガについて。
森中オーナーは、２０１０年まで、
兵庫県神戸市に本社を構えている、
「光証券株式会社」
の代表取締役会長を務めておりました。
１９４８年に創業された同社が大きく発展を遂げ始めたのは、
森中オーナーが取締役社長に就任した１９８２年からでして、
１９９３年に証券会計システムの「彦左衛門」を導入、
２０００年には営業支援システムの「トレードガード」を導入、
更に、
森中オーナーが代表取締役会長に就任した３年後の２００６年には、
投資一任口座・「半兵衛」の運用を開始するなど、
積極的に新しい試みを行ってきた森中オーナーが、
現在の同社の基盤を作ったと言えるでしょう。
そして現在は、オーナーのご子息である森中寛氏が、
「光証券株式会社」の取締役社長を務めておりまして、
先ほど記した通り、
２０１０年に同社の会長を退いた森中オーナーは、
その後、
競馬に対する情熱を以前よりも高めていると私は判断しております。
何しろ、
ＪＲＡの馬主として３０年以上のキャリアを誇る森中オーナーは、
２００９年まで、
「年間１０勝前後、もしくはそれ以下」
という成績が続いておりましたが、
会長職を退任してからは、
２０１０年→２３勝・獲得賞金３億６８９９万円
２０１１年→２８勝・獲得賞金４億０８０７万円
２０１２年→２４勝・獲得賞金４億８８７４万円
２０１３年→２４勝・獲得賞金５億０９７６万円
という形で大きく成績を伸ばしているのですから。
ただ、森中オーナーは、順調に成績を伸ばしている一方で、
最近の重賞では、
シゲルジュウヤクで制した一昨年の新潟ジャンプＳ、
及び同馬で制した昨年の阪神スプリングジャンプという、
障害のみの勝利に留まっており、平地では、
１９９５年のセイユウ記念をシゲルホームランで制してから、
およそ１９年も重賞勝ちから遠ざかっていますので、
現在は間違いなく、
「久々に平地の重賞を勝ちたい」
という思いを強く抱いていることでしょう。
また、森中オーナーは現在、計７９頭を所有しており、
その内の「稼ぎ頭」は、先ほど書いた通り、
これまでに障害重賞を２勝し、
１億４９３０万円の賞金を獲得しているシゲルジュウヤクですが、
この馬は、昨年の阪神スプリングＪを勝ってから、
１年近くも勝てていない上、
現在は放牧中となっており、
まだ復帰のメドは立っておりません。
そこで、森中オーナーは現在、
「稼ぎ頭の分を他の馬で稼いでおきたい」
という気持ちも強く抱いている筈で、
今週は、
１着賞金３７００万円（馬主の取り分は８割の２９６０万円）
のファルコンＳにシゲルカガを登録していますので、
「明らかに勝負懸かり」
と判断しておくべきでしょう。
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