里見治オーナーが弥生賞に登録している、

サトノロブロイについて。

里見オーナーの本業は、「パチスロ北斗の拳」などで有名な

「サミー株式会社」や、ゲームソフトの開発・販売を手掛け、

アミューズメント施設の開発・運営では業界最大手の

「株式会社セガ」などを傘下に持つ、

「セガサミーホールディングス株式会社」の代表取締役会長兼社長です。

同社は一昨年の3月、約58億円もの資金を投じ、

宮崎県にある「フェニックス・シーガイア・リゾート」の

運営母体である「フェニックスリゾート株式会社」の全株式を取得し、

完全子会社化した上、昨年の1月には、
約3915億ウォン(当時のレートで約352億3500万円)

もの資金を投じ、韓国の釜山広域市の複合都市

「センタムシティ」(2016年9月完成予定)の開発計画を公表し、

更に昨年の5月には、カジノやホテルやスパなどを運営している

韓国企業・「Paradise Group」と共同で、

1400億ウォン(現在のレートで126億円)もの資金を投じ、

同国の仁川広域市を舞台とした、

カジノやホテルなどの複合型リゾート施設
(2016年完成予定)の開発計画を発表するなど、

次々と新事業を展開していますので、

同社の代表取締役会長兼社長を務めている里見オーナーが、

「優秀な経営手腕を持つ人物」であるのは間違いありません。

そしてJRA馬主としての里見オーナーは、

1992年から馬を走らせ始め、

それから現在までに150頭近くを所有しており、

これまでの代表的な存在としては、

2008年のニュージーランドTを制したサトノプログレスや、

昨年の中日新聞杯を制したサトノアポロなどが挙げられるでしょう。

また、一昨年の里見オーナーは、

「39勝・獲得賞金6億6371万円」

という自己最高の成績を上げておりましたが、

昨年は、サトノアポロで中日新聞杯を制したものの、

「31勝・獲得賞金6億1313万円」と、

前年よりも勝利数で「8」、

獲得賞金で「5058万円」も数字を下げております。

よって、今年の里見オーナーは、

「昨年の二の舞とならないよう、
早い段階から多額の賞金を稼いでおきたい」

と考えている筈であり、実際、今年に入ってから先週までで、

8勝を上げ、獲得した賞金も、既に、

昨年の4分の1にあたる1億4802万円としています。

そこで、里見オーナーは、恐らく、

「この勢いをもっと加速させたい」

と考えている筈で、1着賞金5200万円
(馬主の取り分は8割の4160万円)の

弥生賞に登録しているサトノロブロイには

大きな期待を寄せていることでしょう。

よって、

サトノロブロイを預けている南井克巳調教師に対して、

里見オーナーが、

勝負仕上げの指示を出している可能性が極めて高い

と見ていましたが、案の定、

調教の動きも良く仕上がりは完璧との事で

サトノロブロイがいいレースをして、

オーナーを喜ばせる可能性は十分にありそうです。

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