清水久詞調教師が中山記念に使う、
トウケイヘイローについて。
清水調教師は、２００４年のスプリンターズＳを勝った
カルストンライトオなどを持たれていた
清水貞光オーナーの息子さんです。
１９９７年に競馬学校の厩務員過程に入った彼は、
その後、
ビワハヤヒデやビワハイジなどを管理した浜田光正調教師のところで、
厩務員、助手として経験を積んで、
１９９８年の桜花賞と秋華賞、
２０００年のエリザベス女王杯を勝った
ファレノプシスの担当していました。
また、彼はこの頃、
１９９１年の障害リーディングを獲った押田年朗調教師の娘さんで、
お父さんと同じく乗り役やった純子さんと結婚しています。
そして、２００９年に調教師の試験に受かり、
その年に厩舎を開業してからは、
２００９年→２勝・２０９８万円獲得
２０１０年→１１勝・１億３３８８万円獲得
２０１１年→１８勝・２億５７６８万円獲得
２０１２年→２２勝・３億３１１８万円獲得
と、順調に成績を上げとる上、昨年は、
トウケイヘイローを使ったダービー卿ＣＴで、
初めての重賞を勝ち、その後も、この馬で、
鳴尾記念、函館記念、札幌記念を勝ち、
「２３勝・４億８２８０万円獲得」と、
賞金に関しては、一昨年を大きく上回る数字を残していました。
また、昨年の暮れの香港Ｃでは、
トウケイヘイローが２着に入りましたので、
清水調教師にとって充実した１年だったと言えるでしょう。
ただ、今年に入ってからの清水調教師のところは、
２月２４日（月）までで、
「２勝・獲得賞金４４９４万円」と、
昨年の同じ時期（３勝・獲得賞金４５０３万円）と
ほぼ同じ成績となっている為、
今の清水調教師は、
「昨年よりもいい成績を残すために、ペースを上げて行きたい」
と考えとる筈です。
なので、今、彼の厩舎にいる４０頭の中で、
２億０３５２万円を獲得し、
「断トツの稼ぎ頭」である
トウケイヘイローを中山記念に使う訳ですから、
当然、「取りこぼせない」という思いで臨んでくると見ておくべきです。
そこで清水調教師がどのように仕上げてくるのか確認したところ
いつも追い切りを担当している乗り役の黒岩調教師
（レースでは武豊調教師が騎乗）がＣウッドで強めに追って、
全体が８２秒２、終い１２秒７をマークしていました。
時計以上のスピードを感じさせる動きを見せていましたので、
清水調教師がキッチリと仕上げてきたと判断しています。
それにこの馬は、気性の勝ったところがあるため、
休み明けも苦にしないでしょうし、
ここで馬券に絡んでくる可能は大いにありそうです。
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