谷水雄三オーナーがダイヤモンドSに登録している、

タニノエポレットについて。

谷水オーナーは、何年か前までは、

福岡県の若宮市に本社を構え、

関西や九州を中心としたゴルフ場の運営を手掛けている

「タニミズ企画株式会社」

の代表取締役会長を務めていました。

1959年に滋賀県の大津市で創業された同社は、

1961年に「皇子山カントリークラブ」(滋賀県大津市)

を開場させたのを皮切りに、

1975年→西日本カントリークラブ(福岡県直方市)を開場

1990年→ザ・クラシックゴルフ倶楽部(福岡県宮若市)を開場

1996年→佐賀クラシックゴルフ倶楽部(佐賀県多久市)を開場

と、順調に規模を拡大していき、その内、

ザ・クラシックゴルフ倶楽部では、

1995年に「日本女子プロゴルフ選手権」が開催されるなど、

国内でも有数の名門コースとして知られています。

そして、

2004年に谷水オーナーのご子息である利行氏が代表取締役となり、

オーナー自身は、経営の第一線からは退いたものの、

2010年には、公益のために私財を寄附した人などに授与される

「紺綬褒章」を国から受章するなど、

「大いに尊敬すべき人物」と言えますから、今でも

同社の経営に影響力を持っていることは間違いないでしょう。

また、「タニミズ企画株式会社」を創業したのは、

谷水オーナーのお父様であり、

「カントリー牧場」を作った

オーナーブリーダーとして有名な谷水信夫氏でして、

1963年に馬の生産を始めていますが、

初年度の生産馬から、

1968年の皐月賞を勝ったマーチスを出し、

その後も1968年のダービーを勝ったタニノハローモアや、

1970年の皐月賞とダービーを勝ったタニノムーティエなど

数多くの重賞勝ち馬を出しています。

そして、1973年頃からは、

雄三オーナーが牧場の経営を引き継ぎ、

それからしばらくは生産馬が大きなレースを勝てませんでしたが、

ここ何年かの生産馬には、

2002年のダービーを勝ったタニノギムレットや、

2007年のダービーを含めてGIを7勝したウオッカ、

2010年の菊花賞を勝ったビッグウィークなどがおり、

親子二代で「ダービー馬のオーナーブリーダー」となっています。

それだけでなく、雄三オーナーは、

京都馬主協会の会長や、

日本馬主協会連合会の会長といった要職を務めたこともあり、

現在も日本馬主協会連合会の最高顧問を務めていますので、

「誰もが認める大物馬主」と言えるでしょう。

そして、2009年谷水オーナーは、

「11勝・獲得賞金6億6790万円」

というこれまでで一番良い成績を残していましたが、

それ以降は、

2010年→13勝・獲得賞金3億6427万円

2011年→6勝・獲得賞金1億2100万円

2012年→3勝・獲得賞金7898万円

2013年→9勝・獲得賞金1億3134万円

と、大幅に獲得賞金が減っており、

昨年は2009年の5分の1以下となっています。

そのため、今年は谷水オーナーが、

「最低でも昨年以上の成績を残したい」

と考えている筈ですが、

雄三オーナーが所有している13頭の内、

これまで2億1912万円の賞金を獲得している

「稼ぎ頭」のビッグウィークは、

昨年の7月、障害に転向したものの、

昨年10月6日(日)のレース中に骨折し、

現在も放牧されているため、

まだ復帰のメドが立っておりません。

よって、現在、谷水オーナーは、

「ビッグウィークの分を他の馬で稼ぎたい」

と考えている筈ですから、

1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)

のダイヤモンドSに登録しているタニノエポレットについては、

オーナーがこの馬を管理している村山調教師に対して、

メイチの勝負仕上げを指示

している可能性が高いと見ていますので、

最後まで念入りに調査してまいります

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