亀田和弘オーナーが東海Sに登録している、
ケイアイレオーネについて。
「ケイアイ」の冠名でよく知られている亀田オーナーの本業は、
東京都豊島区の駒込に本社を構えている、
「株式会社啓愛義肢材料販売所」
の代表取締役です。
創業が1946年と、70年近い歴史を誇る同社は、
社名の通り、義肢の販売を主に手掛けており、
現在では、駒込の本社に加えて、
さいたま市、名古屋市、大阪市、札幌市、
仙台市の計5ヶ所に営業所を構えております。
JRAの馬主としては、
ご家族の亀田守弘オーナーの個人名義や、
「株式会社啓愛義肢材料販売所」
の法人名義で馬を所有されておりましたが、
現在、JRAに登録している10頭全てが
和弘オーナーの名義となっており、
これまでの代表的な存在としては、
2010年のプロキオンS、
2011年のカペラSを制したケイアイガーベラや、
2012年のダイヤモンドSを制したケイアイドウソジンや、
2013年のシリウスSを制したケイアイレオーネ
などが挙げられるでしょう。
また、2009年の亀田オーナーは、
ケイアイライジンで制したプリンシパルSや、
ケイアイテンジンで制したギャラクシーSなど、
自己最多の37勝を上げ、
4億9113万円の賞金を獲得しており、
翌年の2010年にも、
ケイアイガーベラで制したプロキオンSなど、
重賞1勝を含む27勝を上げ、
自己最高の5億0553万円の賞金を獲得しておりますが、
それ以降は、
2011年→15勝・獲得賞金3億4019万円
2012年→12勝・獲得賞金2億3052万円
2013年→12勝・獲得賞金2億6106万円
と、2009年や2010年と比べると、
明らかに物足りない数字となっております。
よって、今年は亀田オーナーが、
「2009年や2010年のような成績に近づけたい」
と考えている筈ですが、現在、
10頭の所有馬の内、
これまでに1億8258万円の賞金を獲得している
「稼ぎ頭」のケイアイドウソジンは、
一昨年のダイヤモンドSを制してから、
その後の成績が振るわず、
昨年末に障害入りしている上、
今年で8歳という年齢を考えると、
恐らく亀田オーナーは
「今年は他の馬にも活躍してもらいたい」
と考えている筈です。
そして、その中でも亀田オーナーは、
昨年のシリウスSを制した4歳のケイアイレオーネに
特に期待を寄せている筈ですから、
1着賞金5300万円(馬主の取り分は8割の4240万円)の
東海Sに登録している同馬については、
オーナーから、この馬を管理している西浦調教師に対して、
メイチの勝負仕上げの指示が出ている可能性が高い
と見ておくべきでしょう。
そのため、
最終追い切りの内容を入念に確認した上で、
馬券としてどう扱うかを慎重に判断したいと考えております。
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