鹿戸調教師が菊花賞に使う、
ヤマイチパートナーについて。
鹿戸師は1964年に騎手免許を取って、
引退した1983年までに284勝を上げましたが、
その中には、
テンポイントで勝った1977年の天皇賞・春や、
同じ年の有馬記念などが含まれております。
そして、
1984年に調教師の免許を取り、
1986年に厩舎を開業し、
その年の朝日チャレンジCや、
次の年の金杯をドウカンヤシマで勝つなど、
これまでに重賞を8つ勝っておりますが、
テイエムトッパズレで勝った2009年の東京ハイジャンプから、
重賞はご無沙汰となっており、
現在「21連敗中」という状況になっています。
鹿戸師としては、
「重賞の連敗を止めたい」
という思いを抱いているしょうし、
師は、今年の12月で70歳となり、
来年の2月一杯で定年を迎える為、
重賞に馬を出す機会も限られる訳ですから、
このヤマイチパートナーで
「もう一花咲かせたい」
という思いを強く抱いとる筈です。
したがって鹿戸師が
この馬をどのように仕上げてくるのか、
念入りに確認してみたところ、
1週前追い切りでは、
脚捌きに硬さは見られませんでしたし、
とてもいい状態に仕上がったと見れます。
前走の神戸新聞杯では
10着と大きく負けてしまった為、
今回は、
ほとんど人気を集めることはなさそうですが、
函館の支笏湖特別を勝った時は、
長くいい脚を使って差し切ったように、
距離が長くなって
いいタイプであるのは間違いないでしょうし、
状態の良さを活かして人気以上の
「激走」の可能性もありそうです。
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