一口馬主クラブの「広尾レース」が

富士Sに出走させるブリッツェンについて。

「広尾レース」は1995年に

「サウスニアレースホースクラブ」

として創業しており、

過去にはシンボリルドルフや

シンボリクリスエスなどで有名な

「シンボリ牧場」と深く関わっていた時期がありますが、

この理由は恐らく、当時、

クラブの代表を務めていた松平正樹氏と、

「シンボリ牧場」の代表・和田孝弘氏が、

高校の同級生であるからなのでしょう。

そして、

名称が現在の「広尾レース」

となったのは2007年の3月からなのですが、

それから一昨年までは、

2007年→11勝・1億4093万円獲得
2008年→16勝・2億6366万円獲得
2009年→19勝・2億9704万円獲得
2010年→15勝・3億1047万円獲得
2011年→15勝・2億5990万円獲得

と毎年欠かさず10勝以上を上げていました。

しかし、昨年は、

「6勝・1億5776万円獲得」

と大きく成績を落としていた為、

今年は、クラブの関係者全員が何としてでも、

「一昨年までの水準に戻したい」

と考えていた筈ですが、

今年は先週までのところ、

「79戦4勝」という成績で、

しかも、

その4勝全てが平場のレースとなっている為、

獲得した賞金は

6724万円に留まっている状況なのです。

この状況が今後も続くようであれば、

「広尾レースの募集馬は、重賞や特別戦を勝てない」

という印象を与えてしまう可能性が十分にありますし、

現在、

2歳馬3頭、1歳馬1頭、当歳馬2頭の

計6頭に対する出資を受け付けている同クラブにとって、

それは絶対に避けたいところでしょう。

ただ、

一昨年のダービー卿CTを勝つなど、

これまでに1億7602万円を獲得している

「稼ぎ頭」のブリッツェンが富士Sで上位に入ることによって、

出資を検討している顧客層に対してクラブをアピールでき、

それが今後のクラブに

売り上げの増加をもたらすのは間違いありません。

そこで、

この馬を預けている二ノ宮調教師に対し、

メイチの勝負仕上げを依頼している可能性は高く、

最終追い切りに関しても十分な時計を出していて、

動きそのものは、

休み明けの前走を使われた上積みを

強く感じる軽快なものでしたから、

いい時の状態に戻っていると判断して良さそうです

したがって、

「クラブが勝負を懸けてきた可能性が十分にある」

と考えて良さそうです。

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