「社台レースホース」がジャパンCダートに登録している、

グレープブランデーとベルシャザールについて。

「社台レースホース」と言えば、

「サンデーレーシング」と並ぶ大手一口馬主クラブで、

現役の主な活躍馬としては、

2011年の桜花賞を制したマルセリーナや、

今年のフェブラリーSを制したグレープブランデー

などが挙げられます。

そして、昨年の同クラブは、

フェデラリストで制した中山記念や、ギ

ュスターヴクライで制した阪神大賞典など、

重賞9勝を含む100勝を上げ、

23億2566万円の賞金を獲得していますが、

「身内にして最大のライバル」と言える

「サンデーレーシング」は、

ジェンティルドンナで制した牝馬三冠とジャパンC、

オルフェーヴルで制した宝塚記念、

ディープブリランテで制したダービーなど、

重賞18勝を含む118勝を上げ、

1988年の設立以来、

最高となる38億7943万円の賞金を獲得し、

「社台レースホース」に勝利数で「18」、

獲得賞金で「15億円以上」

という圧倒的な大差を付けて

「馬主リーディング1位」となっていました。

そのため、今年はクラブの関係者達が、

「絶対にサンデーレーシングに負けられない」

という思いで所属馬を出走させてきていた筈で、

実際に先々週までは、

「社台レースホース」→重賞7勝を含む106勝
獲得賞金21億1362万円

「サンデーレーシング」→重賞4勝を含む89勝
獲得賞金19億9564万円

と、勝利数で「17勝」、

獲得賞金で「1億1798万円」の差を付けて、

馬主リーディング1位となっておりました。

しかし先週、「サンデーレーシング」は、

ジェンティルドンナが1着賞金2億5000万円の

ジャパンCを勝ったことで、

「サンデーレーシング」→重賞5勝を含む93勝
獲得賞金22億8038万円

「社台レースホース」→重賞7勝を含む106勝
獲得賞金21億3741万円

と、勝利数では上回っているものの、

獲得賞金では「1億4297万円」

の差を付けられてしまいましたので、

「社台レースホース」の関係者は、

今週以降、賞金の高い重賞を全力で勝ちにくると私は見ています。

何しろ、今週のジャパンCダートに登録している

グレープブランデーとベルシャザールがワンツーを決めれば、

1着賞金1億3000万円、

2着賞金5200万円

の総額1億8200万円の賞金を獲得することができ、

再度、「サンデーレーシング」を上回ることができるのですから。

そこで、私が同クラブの関係者でしたら、

グレープブランデーを預けている安田調教師と、

ベルシャザールを預けている松田調教師に対して、

お釣りを残さない渾身の勝負仕上げを依頼しますし、

追い切り内容についても、

「どちらも勝負懸かっている筈」

と思えるものでしたから、

好レースが期待できそうです。

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