「マイルCSで勝利を狙える存在」

と見込んでいるのは、

鈴木隆司オーナーが登録している

カレンブラックヒル。

鈴木オーナーの本業は、

「鈴木眼科クリニック」の院長です。

同医院では、コンタクトレンズを装着するための検査や、

結膜炎の治療など、一般的な眼科治療だけではなく、

日帰りの白内障手術や緑内障手術、

更に網膜光凝固術などを受けることができ、

診療時間も、木曜日を除く平日は午後7時までと、

比較的遅い時間までとなっていますから、

近隣の方にとって、

「なくてはならない存在」と言えるでしょう

そして、

鈴木オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、

2000年頃で、現在までに30頭近くを所有しており、

これまでの代表的な存在としては、

2011年のスプリンターズS、

2012年の高松宮記念を含む重賞5勝を上げ、

4億4906万円の賞金を獲得したカレンチャンや、

昨年のNHKマイルCを含む重賞3勝を上げ、

2億4758万円の賞金を獲得している

カレンブラックヒルなどが挙げられます。

ただ、カレンチャンは今年の1月に引退しておりますので、

現在は間違いなく、

「その分を他の馬で稼ぎたい」と考えている筈ですが、

15頭の現役馬の中で「稼ぎ頭」のカレンブラックヒルは、

昨年の毎日王冠を勝ってから1年以上も勝てておらず、

現在、「4連敗中」となっていますので、

鈴木オーナーが、

「一刻も早く、カレンブラックヒルの連敗を止めたい」

と考えているのは間違いないでしょう。

また、

鈴木オーナーは、所有頭数はそれほど多くないものの、

毎年のように「セレクトセール」で高額馬を購入していて、

過去3年間だけでも、

2010年→4頭を8400万円で購入
2011年→2頭を5100万円で購入
2012年→3頭を6500万円で購入

と、計9頭に総額2億円の資金を使っています。

ちなみにカレンチャンは

2007年の同セールにて2500万円で購入、

カレンブラックヒルは

2009年の同セールにて3400万円で購入しています。

今年の「セレクトセール」でも、

「エンドレスビジネスの2013」
(牡・父ゴールドアリュール)を2300万円で購入

「ヴィヴィッドカラーの2012」
(牡・父タニノギムレット)を1500万円で購入

と、計2頭に総額3800万円の資金を使っておりましたが、

「セレクトセール」以降の鈴木オーナーは、

3勝を上げて、3075万円
(馬主の取り分は8割の2460万円)を獲得しているものの、

まだセールで使った資金を全て回収できていません。

その上、昨年までの鈴木オーナーは、

2010年→4勝・獲得賞金5019万円
2011年→9勝・獲得賞金3億0292万円
2012年→13勝・獲得賞金4億9116万円

と、毎年のように大幅に成績を伸ばしていましたが、

今年に入ってからは先週までの時点で、

「9勝・獲得賞金1億1268万円」と、

昨年の4分の1以下となっているのです。

当然、この状況に満足していない筈ですし、

1着賞金1億円(馬主の取り分は8割の8000万円)の

マイルCSに登録しているカレンブラックヒルについては、

オーナーから管理している平田調教師に対して、

メイチの勝負仕上げの指示が出ている可能性は高いと見ており、

最終追い切りの内容など、

今後の状況を踏まえ、馬券としてどう扱うのかを、

最後まで慎重に検討したいところです。

当日買い目をご希望の場合は
競馬会員にお申込み下さい。