「シンボリ牧場」が府中牝馬Sに登録している、

スイートサルサについて。

「シンボリ牧場」は、

先々代の和田孝一郎さんが千葉県で開いた「新堀牧場」を、

先代の和田共弘さんが大きく発展させて、

それからは、

1967年の天皇賞・春などを勝ったスピードシンボリや、

1984年のクラシック3冠馬シンボリルドルフや、

1985年のダービーを勝ったシリウスシンボリなど、

強い馬を何頭も出している名門のオーナーブリーダーです。

そして今は、

千葉県の成田市にある「シンボリ牧場」と、

岩手県の九戸郡にある「岩手シンボリ牧場」と、

富川にある「日高シンボリ牧場」と、

その近くにある

「シンボリスタリオンステーション」の計4ヶ所で、

生産と育成を行っていて、

三代目の和田孝弘さんが代表となっています。

「シンボリ牧場」と言えば、

オーナーブリーダーの割に生産馬をセールに上場することが多く、

今年に入ってからも、

「八戸市場」
→上場馬4頭・落札馬0頭

「セレクトセール」
→上場馬6頭・落札馬3頭

「HBAセレクションセール」
→上場馬5頭・落札馬5頭

「HBAサマーセール」
→上場馬14頭・落札馬11頭

と、全部で29頭を上場していますが、

見ての通りその内の19頭は落札されているものの、

残りの10頭は買い手が付かない「主取り」となっていました。

更に「シンボリ牧場」は「HBAオータムセール」にも、

「スイートグラーツの2012」
(牝・父シンボリクリスエス)と

「スイートミーシャの2012」
(牝・父オレハマッテルゼ)の2頭を上場していて、

この内、

「スイートグラーツの2012」は

460万円で落札されましたが、

「スイートミーシャの2012」は、
「主取り」となっていました。

そこで今は、

代表の孝弘さんを含めて牧場にいる方全員が、

「セールで買い手が付かずに稼ぎ損ねた分を、
持ち馬で稼ぎたい」

と考えている筈です。

しかも「シンボリ牧場」の持ち馬は、

2005年のCBC賞をシンボリグランで勝ってから、

「重賞では60連敗中」となっていますけど、

スイートサルサで府中牝馬Sを勝てば、

1着賞金5100万円の内「馬主の取り分」である

8割の4080万円を一気に得られますし、

重賞の連敗も止められる訳ですから、

この馬を預けている菊川調教師に対して、

メイチの勝負仕上げをお願いしている可能性は高いです。

したがってスイートサルサについては、

実際に牧場から厩舎にどんな指示がでていて、

それを受けて菊川師がどう仕上げてくるのかなどを、

最後まで念入りに確認させて頂きます。

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