國武佳博オーナーが福島放送賞に出走させる、
ロトラトゥールについて。
國武オーナーの本業は、福岡県の三潴郡大木町にある「くにたけ医院」の院長です。
同医院は、内科と小児科と皮膚科の診療科目があり、通常の診療に加え、
超音波による肝臓・胆のう・すい臓などの検査、胃透視、
胃内視鏡、心電図による不整脈などの検査も行っております。
そして同医院は、在宅患者に対する往診を効率良く行なえるよう、
大学病院、近隣の総合病院、診療所と密に連携しているそうですから、そ
の院長である國武オーナーは、地域の方から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
なお、馬主としての國武オーナーは、JRAで馬を走らせ始めたのが1992年からでして、
これまでに40頭ほどを所有しております。
2010年の國武オーナーは、
これまでで一番多い「3255万円」の賞金を獲得していましたが、
その後は、一度もこの数字を上回っておりません。
また、一昨年と昨年は、
2014年→2勝・獲得賞金1250万円
2015年→1勝・獲得賞金1965万円
と、2010年の半分ほどの賞金しか稼げていませんから、
今年の國武オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。
しかし実際は、先週までの成績が「11戦0勝・獲得賞金813万円」となっていますから、
現在の國武オーナーは、「早く今年の初勝利を飾りたい」と強く願っているのでしょう。
また、國武オーナーは、これまでにJRAで14勝を上げているものの、
その全てが平場のレースですから、
ロトラトゥールが1着賞金1400万円(馬主の取り分は8割の1120万円)
の福島放送賞を勝てば、オーナーにとって、「初の特別レース勝ち」になりますし、
当然、このレースの賞金を一気に獲得できます。
そのため、國武オーナーであれば、この馬を預けている藤原辰雄調教師に対して、
迷わずメイチの勝負仕上げを依頼しますし、最終追い切りについての報告が、
「レースでも乗る横山和生騎手が南馬場のダートコースに入れて、
5Fが67秒9、終いの1Fが12秒0という時計を馬なりで出し
ていました。力強い脚捌きで走れていましたし、追い切った後の息
の入りも良く見えましたので、力を出し切れる状態に仕上がってい
るのでしょう」
というものでしたから、仕上がりの良さを活かして上位に入ってくる可能性がある筈です。