武蔵野Sで、一口馬主クラブの「ノルマンディーサラブレッドレーシング」
が出走させるブラゾンドゥリスについて。
「ノルマンディーサラブレッドレーシング」は、2011年の6月に設立されていて、
「現5歳馬が初めて出資者を募集した世代」という、まだ歴史の浅い一口馬主クラブで、
その母体は、2007年の有馬記念を制したマツリダゴッホや、
交流重賞を19勝したスマートファルコンなど、
今までに活躍馬を何頭も生産している「岡田スタッド」です。
また、「岡田スタッド」の代表を務めているのは、
「マイネル軍団の総師」こと岡田繁幸オーナーの弟の岡田牧雄オーナーで、
クラブ法人・「ノルマンディーサラブレッドレーシング」の代表を務めている岡田将一氏と、
愛馬会法人・「ノルマンディーオーナーズクラブ」の代表を務めている岡田壮史氏が、
牧雄オーナーのご子息です。
「ノルマンディーサラブレッドレーシング」は、設立から今までに、
JRAで90頭以上を走らせていて、「最初の世代」が2歳だった2013年は、
出走させた頭数が少なかったため、
「2勝・獲得賞金3775万円」という数字でしたが、その後は、
2014年→11勝・獲得賞金1億0915万円
2015年→12勝・獲得賞金1億7125万円
と書けば分かる通り、成績は「右肩上がり」ですし、今年は先週までで、
「35勝・獲得賞金4億8470万円」と、一気に数字を伸ばしています。
ただ、クラブの関係者達は、先週までの結果に満足しないで、今週以降も全力で勝ちにくる筈です。
何しろ「ノルマンディー」は、、計15頭の「2015年産募集馬」(現1歳世代)について、
9月14日(水)にラインナップを発表し、10月6日(木)から出資を受け付けていますが、
もう満口になっているのは7頭で、残りの8頭は現在も出資を受け付けているのですから。
また、同クラブは、今年の京王杯2歳Sでディバインコードが3着に入ったのが最高で、
まだ重賞を勝てていませんので、今はクラブの関係者全員が、
過去の募集馬を重賞で活躍させて、出資を検討している顧客層に、
「ノルマンディーの馬は稼げる」という印象を与えたい筈です。
そして今週、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)
の武蔵野Sに出走させるブラゾンドゥリスが勝てば、
その効果が大きいのは言うまでもありません。
ですから、同クラブの関係者であれば、この馬を預けている尾形和幸調教師に対して、
メイチの勝負仕上げをお願いしますし、最終追い切りについての報告が、
「坂路で一杯に追われて、4Fが53秒2、終いの1Fが12秒7
という時計を出していました。レディエントブルー(3歳500万下)
をコンマ2秒先行して、最後は同入という内容で、少し差を詰められ
ましたけど、最後まで抜かせなかった内容は、状態の良さを感じるも
のでしたし、追い切った後もどっしりと落ち着いていましたから、力
を出し切れるデキに仕上がっているのでしょう」
という内容でしたから、好レースが期待できそうです。