長妻和男オーナーが紫苑Sに出走させる、
フロンテアクイーンについて。
長妻オーナーの本業は、千葉県柏市に本店を構えている、
三協フロンテア株式会社の取締役会長です。
1969年に設立された同社のフロンテアという名称は、
アメリカのジョン・F・ケネディ大統領が提唱したフロンティア・スピリットに由来したもので、
現在は、組み立て式の建築物の販売、製造、レンタルを主に手掛けていて、
1000人以上の従業員を雇用し、ジャスダック上場企業となっていて、
札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、横浜市、名古屋市、大阪市、福岡市などに支店を置いている上、
全国に150カ所以上の販売店と展示所を構えています。
この三協フロンテア株式会社の製品には、仮設住宅、
仮設事務所等で使用されるユニットハウス、仮設倉庫があり、
その中には、オフィスやショールームなどに使用できる全面ガラス張りのデザインとなっているものや、
給水や排水の設備、発電機を備えたものなど、様々な用途に対応した製品を数多く取り揃えていますので、
企業から個人まで幅広い層に使用されているようです。
更に同社は、今年に入ってから、ユースペースというトランクルームを
33ヶ所もオープンしていますので、成長著しい企業と言えます。
その上、同社は、仮設住宅を手掛けているノウハウを活かし、
阪神・淡路大震災、新潟県中越沖地震、東日本大震災の被災者に対して、
様々な形で支援を行なっていますから、その取締役会長を務めている長妻オーナーのことは、
多くの方が日本の復興に大きく貢献している人物と考えているのでしょう。
そして、馬主としての長妻オーナーは、昨年からJRAで馬を走らせたばかりで、
現在の所有馬は、フロンテアクイーンの1頭のみで、今年、同馬を重賞に3度出走させていますが、
クイーンC→2着
フローラS→4着
オークス→6着
と、馬主キャリアは浅いとは言え、まだ一度も勝てていません。
そこで、長妻オーナーは、初の重賞勝ちを狙える絶好のチャンスという思いで、
フロンテアクイーンを1着賞金3500万円(馬主の取り分は8割の2800万円)
の紫苑Sに出走させてきたのでしょうし、オーナーの立場であれば、
この馬を管理している国枝先生に対して、メイチの勝負仕上げをお願いします。
それに、最終追い切りについての報告が、
南ウッドでカレンリスベット(古馬1600万下)と併せて、
5Fが66秒5、終いの1Fが13秒1という時計を馬なりで
出していました。コンマ4秒先行した相手を、楽な感じで同入
に持ち込んでいて、動きにムダがありませんし、キッチリと仕
上がっていますね。今回は3ヶ月半振りのレースになりますが、
力を出せるでしょう
という内容でしたから、好レースが期待できると見ています。