鈴木隆司オーナーが佐渡Sに出走させる、
カレンリスベットについて。
鈴木オーナーは兵庫県神戸市灘区にある、「鈴木眼科クリニック」の院長を務めています。
このクリニックでは、「コンタクトレンズを装着するための検査」や、
「結膜炎の治療」といった一般的な眼科診察だけではなく、「緑内障手術」や、
レーザーで治療する「網膜光凝固術」や、日帰りの「白内障手術」も受けられる上、
「木曜日を除く平日は午後7時まで」という利用しやすい診察時間となっておりますので、
近隣の方にとっては「なくてはならない存在」と言える筈であり、
その院長を務めている鈴木オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
ちなみに鈴木オーナーは、幼い頃に騎手を目指していたものの、
背が高くなり過ぎたため、その道を断念したそうです。
しかし、「競馬に関わりたい」との思いを捨て切れず、「馬主になる」と決意したそうで、
その夢を、まず一口馬主として叶えていたものの、
やはり「自分の馬が欲しい」という思いが次第に強くなり、
1998年、JRAの個人馬主資格を取得しておりました。
そして、実際にJRAで馬を走らせ始めたのは、2000年のことで、
それから現在までに40頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、
2011年のスプリンターズSや2012年の高松宮記念など、重賞を5勝したカレンチャンと、
2012年のNHKマイルCや2013年の金鯱賞など、
重賞を5勝したカレンブラックヒルが挙げられるでしょう。
また、現在の鈴木オーナーは、計13頭を所有しており、その中の代表的な存在としては、
2013年の金鯱賞を制するなど、これまでに6勝を上げ、
3億5359万円の賞金を獲得しているカレンミロティックが挙げられます。
2012年の鈴木オーナーは、カレンチャンやカレンブラックヒルなどの活躍により、
「13勝・獲得賞金4億9116万円」という、これまでで最高の成績を残しておりました。
ただ、昨年までの3年間は、
2013年→12勝・獲得賞金1億8974万円
2014年→9勝・獲得賞金2億2772万円
2015年→9勝・獲得賞金2億5166万円
と記せば分かる通り、獲得賞金が2012年の半分ほどに留まっているのです。
そのため、今年の鈴木オーナーは、「必ず巻き返したい」と強く願っている筈ですが、
実際は、先週までで「6勝・獲得賞金1億4914万円」という成績に留まっており、
2012年のペースを下回っております。
更に、鈴木オーナーは、これまで毎年のように「セレクトセール」で高額馬を落札しており、
7月11日(月)~12日(火)に行われた今年の同セールに於いても、
「フィエラメンテの2016」(牝・父オルフェーヴル)を4860万円(税込)で落札しておりました。
よって、現在の鈴木オーナーは、「セールに投じた資金を、所有馬で回収したい」とも考えているのでしょう。
そして明日は、1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)
の佐渡Sにカレンリスベットを出走させますので、鈴木オーナーの立場であれば、
この馬を預けている国枝調教師に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを指示しますし、
最終追い切りについての報告が、
「南ウッドで強めに追われて、5Fが67秒7、終いの1Fが13秒0
という時計を出していました。1秒前を走っていたレッドローゼス
(2歳新馬)を追い掛けて、最後はコンマ2秒差まで詰め寄っていまし
たね。雨で馬場が渋っていましたけど、全身を大きく使った力強い走り
を見せていましたから、国枝君がキッチリ仕上げてきたのでしょう。デ
キの良さを活かせれば、昇級初戦のここでもヒケを取らない筈です」
という内容でした。
これらの理由から、この馬を「大いに注目すべき存在」と見込んでおります。