畑佐博オーナーがプロキオンSに登録している、

ポメグラネイトについて。

畑佐オーナーの本業は、愛知県春日井市に本社を構えて、

主に土木建築業を手掛けている「畑佐興業株式会社」の取締役会長です。

1971年に創業された同社は、これまでに

1982年→本社を春日井市の東山町から現在の場所に移転
1994年→「小牧営業所」(愛知県小牧市)を開設
2005年→「瀬戸営業所」(愛知県瀬戸市)と「岐阜営業所」(岐阜県可児市)を開設
2013年→「株式会社ワールドテック」を吸収
2014年→瀬戸市の上陣屋町と、岐阜県多治見市の大針町に「建設残土の処理場」を開設

といった形で順調に発展し続けてきました。

そして最近は、大手ゼネコンや官公庁からの公共事業を主に手掛けていまして、ここ数年も、

「多治見住吉土地区画整理組合」から発注を受けた同地区の区画整理事業や、

「信和建設株式会社」から発注を受けた「河川局部改修工事」や、

「昭和土木株式会社」から発注を受けた「中小河川改良工事」などの工事実績を有しており、

現在は、多くの建設機械や大型貨物自動車などを所有し、60名ほどの従業員を雇用しておりますので、

一代で同社を大きく成長させた畑佐オーナーは、「東海地区の土木事業に於ける重要人物」と言えるでしょう。




また、畑佐オーナーは、1991年頃からJRAで馬を走らせているため、

既に馬主キャリアが20年を超えているベテランで、これまでに100頭以上を所有しており、

過去の代表馬と言えばやはり、2010年の京都新聞杯を制し、

オーナーに初めての重賞タイトルをもたらしたゲシュタルトと

今年のダイヤモンドSを制したトゥインクルが挙げられます。

2010年のオーナーは、ゲシュタルトの活躍などによって、

「7勝・獲得賞金2億0537万円」という、過去最高の成績を残しておりました。

ただ、それ以降は、

2011年→5勝・獲得賞金1億4106万円
2012年→6勝・獲得賞金9388万円
2013年→1勝・獲得賞金6778万円
2014年→7勝・獲得賞金1億2701万円
2015年→7勝・獲得賞金1億5641万円

と、2010年と比べて物足りない成績が続いております。

したがって、今年の畑佐オーナーは、「何が何でも2010年の数字を超えたい」と考えている筈でして、

実際、先述した通り、トゥインクルでダイヤモンドSを制して6年振りの重賞勝ちを飾るなど、

先週までに「4勝・獲得賞金9089万円」という成績を残し、

昨年のペースを上回っておりますので、見込みは正しかったのでしょう。

ただ、現在、畑佐オーナーが所有馬している19頭の内、

これまでに「1億4590万円」の賞金を獲得している「稼ぎ頭」のバッドボーイは、

2014年の八坂Sを勝ってから「10連敗」となっておりますので、

畑佐オーナーの立場であれば、「その分を他の馬で稼ぎたい」と考える筈です。

そして今週は、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)

のプロキオンSにポメグラネイトを登録しておりますので、

早い内から「勝負懸かり」と見ておりましたし、最終追い切りについての報告が、




「坂路で一杯に追われて、4Fが50秒8、終いの1Fが12秒5
という速い時計を出しておりました。仕掛けられるとすぐに反応し
て、一気に伸びておりましたから、デキの良さには太鼓判を押せる
でしょう」

というものでした。

この馬は、前々走の栗東Sで2着だったものの、前走の天保山Sでは8着でしたし、

重賞に挑戦するのは、2014年の京都新聞杯以来となりますので、

今回は大きく人気を落とす筈ですが、

仕上がりの良さを活かして上位に入ってくる可能性があるでしょう。


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