荻原昭二オーナーが大日岳特別に出走させる、
ツクバジャパンについて。
荻原オーナーの本業は、千葉県千葉市に本社を構え、
19万世帯以上の会員数を持つ互助会組織の運営などを主な事業としている、
「株式会社ライフランド」の代表取締役会長です。
創業が1967年と、既に50年近い歴史を有する同社は、互助会組織だけではなく、
「ライフケア津田沼」など、総合葬祭式場を全国に47ヶ所も有する「株式会社ライフクリエイト」や、
茨城県つくば市にある「豊里ゴルククラブ」の運営なども手掛けております。
私が確認したところ、最近では、グループ全体の売上高が193億円となっており、
従業員数も約1000名を擁しておりますので、同社の会長を務めている荻原オーナーは、
「誰もが認める千葉県の有力者」と言えるでしょう。
なお、JRA馬主としての荻原オーナーは、キャリアが30年近くに及んでいる大ベテランで、
これまでに140頭近くを所有しており、その中の代表的な存在としては、
1989年のフラワーCを制したリアルサファイヤや、
2010年の中山牝馬Sで2着、福島牝馬Sで3着になり、
引退までに1億5751万円の賞金を獲得したウェディングフジコなどが挙げられます。
2010年の荻原オーナーは、このウェディングフジコの活躍などにより、
過去最高となる「1億3487万円」の賞金を獲得しておりましたが、過去3年は、
2013年→獲得賞金8278万円
2014年→獲得賞金5977万円
2015年→獲得賞金9644万円
という物足りない数字が続いておりますので、荻原オーナーであれば、
「今年こそ、2010年のように多くの賞金を稼ぎたい」と考えるでしょう。
そして今年の荻原オーナーは、先週までに獲得した賞金が、「6392万円」というもので、ま
だ2010年の半分以下ですから、今週以降も気を抜けません。
こういった状況の中、明日は、1着賞金1400万円(馬主の取り分は8割の1120万円)
の大日岳特別にツクバジャパンを出走させますので、この馬を管理している小野調教師に対して、
荻原オーナーが、「取りこぼしのないよう、メイチに仕上げて欲しい」
といった依頼をしている可能性が高いと見ておりましたし、
最終追い切りについての報告が、
「坂路で一杯に追われて、4Fが54秒1、終いの1Fが13秒9という
時計を出していました。元々、稽古で動くタイプではないですから、時計
はこれで十分なのでしょう。力強い脚捌きで駆け上がっていて、叩き3戦目
の今回は上積みが大きいことも感じられますので、昇級初戦でも上位に食い
込めそうです」
という内容でしたから、好レースが期待できると考えております。