大塚亮一オーナーがアンタレスSに出走させる、
サージェントバッジについて。
大塚オーナーの本業は、大阪市中央区の南船場1丁目に拠点を構えている、
「大塚総合税理士法人」の代表です。
1977年、「大塚総合事務所」として設立され、
2005年、現在の名称に変更された同税理士法人は、企業と個人事業のサポート、
医療関連業務のサポート、助成金の申請サポートなどを得意分野としております。
それに加えて、会社設立、資金調達、資産運用、人事教育などのサポートも行えるよう、
「大塚総合税理士法人」を含めた計7社で「大塚総合経営グループ」を形成しており、
主なグループ会社としては、「株式会社大塚総医研」、「大塚法務行政書士事務所」、
「三ツ矢医療商事株式会社」、「株式会社コモド建築・設計」などが挙げられるでしょう。
また、大塚オーナーは、「大塚総合税理士法人」の代表に加え、「大塚総合経営グループ」の代表、
「株式会社大塚総医研」の代表取締役社長、「大塚法務行政書士事務所」
の所長も務めておりますので、周囲から厚い信頼を寄せられている筈です。
そして、競馬学校の騎手課程を受験した経歴がある上、
一口馬主としては、2009年の皐月賞を制したアンライバルドや、
2011年の桜花賞を制したマルセリーナなどを所有していた大塚オーナーが、
JRAの個人馬主として馬を走らせ始めたのは2009年からで、
これまでに30頭を所有しております。
2011年の大塚オーナーは、
「3勝・獲得賞金2650万円」という成績を残しておりましたが、その後の2年間は、
2012年→0勝・獲得賞金675万円
2013年→0勝・獲得賞金615万円
という数字に留まっておりました。
しかし、過去2年間は
2014年→2勝・獲得賞金2607万円
2015年→9勝・獲得賞金1億2032万円
という数字を残している上、昨年の成績は過去最高となっております。
ただ、重賞は、昨年、札幌2歳SとアルテミスSでクロコスミアが3着に入ったのが最高で、
まだ勝てておりませんから、現在は、「そろそろ重賞を勝ちたい」と強く願っていることでしょう。
また、大塚オーナーは、一昨年以降の「競走馬セール」に於いて、自身の名義と、
「大塚亮一マネジメント」と「大塚亮一株式会社」の法人名義で多くの馬を購入しており、過去2年で、
□2014年→計5頭を総額2億3004万円(税込)で購入
□2015年→計6頭を総額6317万円(税込)で購入
と、計11頭を総額2億9312万円(税込)で購入しております。
当然、最近の大塚オーナーは、「セールで使った資金の回収を早く終えたい」と願っていた筈です。
しかし、今年の成績は、先週までで「1勝・獲得賞金3058万円」というものであり、
一昨年以降に獲得した賞金の合計は「1億7697万円」(馬主の取り分は8割の1億4157万円)
というものであり、セールで投じた資金をまだ半分も回収できておりません。
そして大塚オーナーは、今週、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)
のアンタレスSにサージェントバッジを登録しており、ここを勝てば、
オーナーにとって「初の重賞制覇」となる上、セールで使った資金の回収ペースを大きく早められるのです。
したがって、オーナーの立場でしたら、「何としてもアンタレスSを勝ちたい」と考え、
この馬を管理している須貝調教師に対して、メイチの勝負仕上げを依頼しますので、
最終追い切りの内容など、今後の動向を念入りに確認していきたいと思います。