窪田康志オーナーがアンタレスSに登録している、
センチュリオンについて。
窪田オーナーの本業は、東京都渋谷区の千駄ヶ谷に本社を構え、
各種映像の制作業務や、各種イベントの撮影・収録業務などを手掛けている、
「ケーアールケープロデュース株式会社」の代表取締役です。
1999年に設立された同社は、2014年の7月8日(水)~10日(金)に「幕張メッセ」で行われた
「ライブ&イベント産業展」に出展するなど、最近は、コンサートやライブといった
映像コンテンツの企画制作に最も力を入れているようでして、主要取引先には、
「エイベックス・エンタテイメント」、「キングレコード」、「日本クラウン」、
「ソニー・ミュージックレコーズ」、「ポニーキャニオン」といった大手レコード会社が名を連ねており、
ここ数年は、ずっと90億円以上の売り上げを記録しているそうですから、
客観的に見て窪田オーナーは、「非常に優れた経営者」と言えるでしょう。
また、オーナーのお父様で、同じくJRAの馬主である窪田芳郎オーナーは、
電子部品製造機器の設計・製造・販売を手掛けている「株式会社東京ウェルズ」の代表取締役でして、
同社も、毎年のように150億円以上を売り上げる素晴らしい業績を残しておりますので、
経営者としての才能は、ご子息の康志オーナーにしっかりと受け継がれている筈です。
なお、馬主としての窪田康志オーナーは、JRAで馬を走らせ始めたのが2005年ですから、
まだ「ベテラン」とは言えませんが、過去には「一口馬主クラブ・大樹レーシング」の代表を務めた経験がある上、
これまで何度か、スピルバーグでお馴染みの山本英俊オーナーと共同で馬を購入したこともありますので、
「ベテラン馬主と同様に扱うべき重要な存在」と考えております。
2011年までの窪田オーナーは、出走頭数が少なかったこともあり、
それほど良い成績を残せていなかったものの、一昨年までの3年間は、
2012年→4勝・獲得賞金4670万円
2013年→13勝・獲得賞金1億5716万円
2014年→20勝・獲得賞金2億8629万円
という形で順調に数字を伸ばしておりました。
更に昨年は、秋川特別と阿武隈Sを制したバロンドゥフォールや、
フローラSで2着に入ったディアマイダーリンなどの活躍により、
過去最高となる「30勝・獲得賞金4億4269万円」という成績を残しておりますが、
この結果にオーナーは、決して満足していないと見ております。
何故ならば、お父様の芳郎オーナーが、
2007年のシリウスSをドラゴンファイヤーで制しているのとは対照的に、
康志オーナーは、ディアマイダーリンを出走させた昨年のクイーン賞(地方交流重賞)を制しているものの、
JRAの重賞は、フローラSで同馬が2着に入ったのが最高で、まだ一度も勝てていないのですから。
そして今週は、1着賞金3600万円(馬主の取り分は8割の2880万円)
のアンタレスSにセンチュリオンを登録しておりますので、康志オーナーの立場であれば、
「JRAで初の重賞勝ちを決めたい」と考え、この馬を管理している田村調教師に対し、
メイチの勝負仕上げを指示するでしょう。