産経大阪杯(G2)に登録している

ラブリーデイや、

ダービー卿CT(G3)に登録している

サトノアラジンついて。

管理する池江泰寿調教師は、2011年の2月に調教師を引退した池江泰郎さんの息子さんで、

泰郎さんと言えば、3冠馬ディープインパクトや、ステイゴールドや、

メジロマックイーンなどでG1を18勝もして、

それを入れて重賞70勝、通算845勝という実績を残しております。

泰寿調教師は、同志社大学を卒業してから、1993年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、そ

の年の7月からは、オークスを勝ったケイキロクや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)

を勝ったヤマニンパラダイスなどを育てた浅見国一さんの厩舎で厩務員になると、

12月には調教助手になって、1994年の6月から、泰郎さんの厩舎に移ったんです。

また泰寿調教師は、1993年のコロネーションCを勝ったオペラハウス、

1996年のジャパンCを勝ったシングスピール、

2010年の凱旋門賞を勝ったワークフォースなど、

強い馬を何頭も育てたイギリスのマイケル・スタウト厩舎や、

エーピーインディ、フサイチペガサス、サンデーブレイクなど、

日本の馬主さんの持ち馬を管理したことがある、

アメリカのニール・ドライスデール厩舎といった、海外の厩舎でも経験を積んでおります。




それで、2004年に自分の厩舎を開業していた泰寿調教師は、

初めの年は4勝止まりでしたけど、2005年は20勝していて、

2008年には51勝もして、初めて全国リーディング1位となっておりました。

しかも2011年の泰寿調教師は、オルフェーヴルで牡馬のクラシックを全部勝って、

お父さんと同じ「3冠トレーナー」になっているし、

結局この年は、重賞の11勝を入れて全部で49勝を上げて、

「23億8601万円」の賞金を稼いでいたです。

これは、2004年に藤沢和雄調教師が残していた「23億1699万円」を上回る一番の記録で、

これだけの成績を残せたのは、浅見師や泰郎師の厩舎や、海外の厩舎で勉強してきた、

「走る馬の仕上げ方」を、自分の厩舎でしっかりと活かせているからでしょう。

で、2012年の泰寿調教師は、今までで最高の57勝を上げて、

調教師リーディングを獲ったんですが、稼いだ賞金は、

2011年より5億円以上少ない「18億3620万円」となっておりました。

それに、その後の2年間も、

2013年→「48勝・獲得賞金14億2626万円」
2014年→「49勝・獲得賞金14億5955万円」

と、2011年とは比べもんにならん数字だったんです。

せやから、去年の泰寿調教師は、

「賞金の高い特別レースを勝ってしっかり稼ぎたい」と考えていた筈で、実際に、

ラブリーデイを使った宝塚記念と天皇賞・秋や、ミッキークイーンを使ったオークスと秋華賞など、

重賞を10勝しているんですが、稼いだ賞金は、2011年より5億円以上も少ない「18億6960万円」だったんです。




しかも、去年のリーディングでは、1位の堀調教師が「54勝」で、

2位の泰寿調教師が「49勝」でしたから、今年の師は

「リーディングで必ず1位になってやる」と考えているでしょう。

ですが、今年に入ってから先週までは、1位の堀調教師が「16勝」しているんですが、

「10勝」の泰寿調教師は6位になっているし、賞金も「2億5078万円」というもので、

一番いい数字を残していた2011年の、1割ほどに留まっているんです。

今週は、産経大阪杯(6700万円)にラブリーデイ、

ダービー卿CT(3900万円)にサトノアラジン、

アザレア賞(1000万円)にレヴィンインパクトと、

特別レースに全部で3頭を登録してきましたので、

泰寿調教師は「巻き返したい」という思いで、どの馬もメイチで仕上げてくる筈です。


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