坂東勝彦オーナーがクイーンCに登録している、

ビービーバーレルについて。

坂東オーナーは、沙流郡日高町にある「株式会社B・Bレーシング」の代表取締役と、

同じ場所にある「有限会社坂東牧場」の会長を務めているオーナーブリーダーです。

「坂東牧場」は、オーナーのお父さんが1950年に創業した老舗で、

今は、勝彦オーナーの息子さんの正積さんが、代表を務めています。

「B・Bレーシング」は、主に、飼料や寝ワラに使う敷料の販売をしていて、

フランスのLINABOX社より、亜麻いう植物で作った敷物材を輸入しています。

この、天然の亜麻から作る敷物材は、アレルギー物質が一切入っていない上、

吸収力に優れていて、寝ワラの約12倍、

ウッドチップの約4倍も水分を吸ってくれることが人気になっていて、

フランスのシャンティイー競馬場でも、LINABOX社の製品が多く使われています。

また、勝彦オーナーが会長を務めている「坂東牧場」の生産馬ですぐに思い付くのは、

何と言っても、2009年の阪急杯とキーンランドCを勝ったビービーガルダンでして、

その他にも、2009年の鳴尾記念と2010年の中山金杯を勝ったアクシオンや、

2013年のラジオNIKKEI賞を勝ったケイアイチョウサンなどが挙げられます。

「坂東牧場」は、生産馬を、「牧場の持ち馬」や

「勝彦オーナー」の持ち馬として走らせることが多いのですが、

セールに上場することもあって、一昨年は、

□「HBAトレーニングセール」
3頭を上場して、2頭を計2494万円で売却(1頭が主取り)

□「HBAオータムセール」
1頭を上場して、残念ながら主取りにという結果で、去年は、

□「HBAトレーニングセール」
5頭を上場して3頭を計3510万円で売却(2頭が主取り)

という結果でした。

過去2年の状況を考えれば、今年のセールにも何頭かを上場する筈で、

自家生産馬のビービーバーレルがクイーンCを勝てば、

馬主さん達に「坂東牧場の生産馬は走る」という印象を与えられて、

上場した馬が主取りになってしまう可能性を下げられますし、当たり前ですが、

このレースの1着賞金3500万円の内、「馬主の取り分」にあたる8割の2800万円を一気に得られます。

ちなみに勝彦オーナーは、2009年から、オーナーブリーダーとしてJRAで馬を走らせていて、

今までに、今年のフェアリーSを含む2勝を上げて、全部で5232万円の賞金を獲得していますが、

このほとんどがビービーバーレルによるもので、現役の持ち馬2頭の内、

もう一頭のビービートゥルーは未出走で、当たり前ですが、まだ全く賞金を稼いでいません。

そのため、今のオーナーは、馬主としては初めての重賞勝ちを飾ってくれたビービーバーレルに、

「できる限り賞金を稼いで欲しい」と願っている筈ですから、勝彦オーナーでしたら、

この馬を預けている中舘調教師に、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いします。

そう思って終追い切りの内容を確認してみたところ、

「南ウッドに入れられて、5Fが68秒2、終いの1Fが
12秒8という時計を馬なりで出していました。3歳未勝
利のサンホッブズとの併せ馬で、コンマ6秒先行していた
相手を、楽な手応えで交わして、最後はコンマ4秒先着し
ていました。相手が格下でしたから、先着して当然とは言
え、力強い脚捌きを見せていましたので、デキの良さには
太鼓判を押せるでしょう」

という連絡でしたから、いいレースが期待できる筈です。


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