シルクロードSで「注目している存在」として見ているのは
「ロイヤルパーク」が登録している
ニンジャ。
「ロイヤルパーク」の代表である宮嶋哲也オーナーは、
滋賀県に3つの育成牧場を所有する「グリーンファーム株式会社」の取締役を務めております。
よって、私も皆様と同じく、ここでは「ロイヤルパーク」を「宮嶋オーナー」と表記する事にします。
宮嶋オーナーは、2005年から、「グリーンファーム甲南」(甲賀市甲南町)、
「グリーンファーム八日市」(東近江市瓜生津町)、
「グリーンファーム東近江」(東近江市瓜生津町)という3つの育成牧場を運営しており、
これらは全て、栗東トレセンから車で20分ほどの場所にあります。
「強い馬・健康な馬づくり」をテーマとしている、「グリーンファーム株式会社」の育成施設には、
坂路、ウォーキングマシンといった一般的な育成用の設備に加えて、
レース後の休養に効果的な泉質の優れた温泉施設がある上、馬房内や通路に、
脚元の負担を軽減できる特殊ゴムを使用するなど、素晴らしい環境が整っております。
なお、JRA馬主としての宮嶋オーナーは、2004年から「ロイヤルパーク」の名義で馬を走らせていて、
これまでに40頭近くを所有しており、過去の代表的な存在としては、
2012年の京都ハイジャンプと小倉サマージャンプを勝ったエムエスワールドが挙げられるでしょう。
ただ、平地の重賞に於いては、ニンジャが2013年の北九州記念で2着、
一昨年のCBC賞で3着、サカジロロイヤルが一昨年の京阪杯で3着と、
僅差のレースはあるものの、まだ勝てていないのですから、
現在の宮嶋オーナーは、「そろそろ平地の重賞を勝ちたい」と考えている筈です。
また、2012年の宮嶋オーナーは、
エムエスワールドなどの活躍により「9勝・獲得賞金1億6420万円」と、初めて1億円の大台に乗せ、
2012年以降も、
2013年→「3勝・獲得賞金1億1624万円」
2014年→「7勝・獲得賞金1億7566万円」
と、安定して1億円以上の賞金を獲得しておりました。
当然、昨年のオーナーは、「いい流れのまま、更に成績を伸ばしたい」と考えていた筈ですが、
実際は、重賞を勝てていないことなどが影響し、「3勝・獲得賞金7409万円」と、
3年振りに1億円を下回ってしまいましたので、この状況に宮嶋オーナーは、強い危機感を抱いた筈です。
したがって、現在のオーナーは、「賞金の高い重賞を勝って巻き返したい」と願っている筈ですし、
今週、ニンジャでシルクロードSを勝てば、初めてとなる「平地の重賞勝ち」を飾れる上、
このレースの1着賞金3900万円の内、「馬主の取り分」にあたる8割の3120万円を一気に得られますので、
宮嶋オーナーは、この馬を管理している宮調教師に対して、メイチの勝負仕上げを指示していることでしょう。
これらの理由から、この馬の上位入線を期待しております。