大八木信行オーナーがアンドロメダSに出走させる、
トラストワンについて。
大八木オーナーの本業は、京都市の伏見区に拠点を構えている、
「京都資材建設株式会社」の代表取締役です。
また、モータースポーツに詳しい方であれば、大八木オーナーのことを、
「レーシングドライバー」や、「レーシングチームの監督」と認識していることでしょう。
何しろ、大八木オーナーは、レーシングドライバーとして、
「ダイシンADVANシルビア」を駆り、2001年の「全日本GT選手権」(現在のスーパーGT)
でシリーズチャンピオンとなった実績がある上、その後、
自身が監督を務めていた「チーム・ダイシン」では、
2009年の「スーパーGT」に「フェラーリF430GT」で参戦し、
同年の「アジアルマンシリーズ・岡山ラウンド」にも参戦するなど、様々な活動を行っていたのですから。
なお、馬主としての大八木オーナーは、1989年頃からJRAで馬を走らせているベテランで、
現在は「京都馬主協会」の会長を務めており、これまでの所有馬の中で、
代表的な存在として挙げられるのは、
2010年のアンタレスSと2011年の平安Sを制したダイシンオレンジでしょう。
2012年の大八木オーナーは、「8勝・獲得賞金1億1273万円」という成績を残しておりましたが、翌年以降は、
2013年→「3勝・獲得賞金6364万円」
2014年→「3勝・獲得賞金6067万円」
という形で大きく数字を落としておりました。
そのため、今年を迎えるにあたって大八木オーナーは、
「少しでも2012年の数字に近づけたい」と考えていた筈で、実際、
先週までに「4勝・獲得賞金6243万円」という成績を残し、
既に昨年を上回っておりますが、2012年と比べれば、まだ物足りない数字です。
したがって、私が大八木オーナーの立場であれば、今週、トラストワンを出走させる、
1着賞金2300万円(馬主の取り分は8割の1840万円)のアンドロメダSを、
「何が何でも勝ちたいレース」と位置付けますし、このレースが行われる京都競馬場は、
「京都市にある大八木オーナーの本業の拠点から、車で15分ほど」という「完全なお膝元」でございます。
そのため、大八木オーナーでしたら、「1着賞金」と「お膝元での勝利」の両方を狙い、
この馬を預けている庄野調教師に対して、迷わず渾身の勝負仕上げをお願いしますし、
最終追い切りについての報告が、
「ポリトラックで、全体が64秒4、終い1ハロンが11秒9
という時計を馬なりで出しておりました。全身を大きく使った
躍動感のある動きを見せておりましたので、力を出せるデキに
仕上がったんだと思います」
というものでしたから、好レースが期待できるでしょう。