野田みづきオーナーが秋華賞に出走させる、

ミッキークイーンについて。

野田みづきオーナーは、テレビCMなどで有名な財務会計ソフト・「勘定奉行」などを販売している、

「株式会社オービック」の代表取締役会長・野田順弘氏の奥様であり、

ご自身も同社の取締役相談役を務めております。

1968年、大阪市の西区に於いて、ご夫妻が会計機の販売を行うために設立した同社は、

1971年に「東京支店(現東京本社)」を、1973年に「名古屋支店」を、

1976年に「福岡支店」を開設するなど、順調に事業拠点を増やし、

現在では、東京と大阪にある本社の他に、支店を5ヶ所、

営業所を3ヶ所有し、更に4社のグループ企業を有しております。

「株式会社オービック」は、1997年に開発した統合業務ソフトウェア

「OBIC7」が好評を博したことなどにより、2000年には東証一部上場を果たしておりました。

また、2012年には、「OBIC7」の累計導入社数が1万社を突破し、

「国内ERP(統合基幹業務システム)累計導入社数ナンバー1」を12年連続で獲得しており、

過去3年に於ける連結決算の内容は、

「2012年3月期」→売上高484億0700万円・経常利益200億9000万円
「2013年3月期」→売上高503億5100万円・経常利益214億7200万円
「2014年3月期」→売上高550億4000万円・経常利益248億8700万円

と、誰が見ても「すこぶる順調」と思うような業績を残しており、「2015年3月期」も、

「売上高563億4400万円・経常利益277億2600万円」という数字を記録しておりますので、

経済人の誰もが「業界を牽引している企業」と認めていることでしょう。

そして馬主としての野田みづきオーナーは、2002年からJRAで馬を走らせ始めていて、

それから現在までに70頭を所有しており、その中の代表的な存在としては、

NHKマイルC、スワンS、シンザン記念、アーリントンCと、

昨年、重賞を4勝しているミッキーアイルや、

今年のオークスを制したミッキークイーンなどが挙げられます。

しかし、現在、オーナーが所有している20頭の中で、

これまでに3億0101万円の賞金を獲得している「稼ぎ頭」のミッキーアイルは、

昨年のスワンSを制してから、マイルCSで13着、阪神Cで7着という結果に終わっていた上、

今年に入ってからも、阪急杯で2着に入ってはいますが、

勝ち切るまでには至らず、今は「6連敗中」となっているのです。

当然、みづきオーナーは現在、「その分を他の馬で稼ぎたい」と強く願っていることでしょう。

なお、みづきオーナーは、ご主人の順弘オーナー(馬主名義は株式会社ダノックス)と共に、

「セレクトセール」で高額馬を購入する機会が多く、

今年の7月13日(月)~14日(火)に行われた同セールに於いても、二人合わせて、

計25頭を総額14億3424万円(税込)で購入しておりました。

そのため、現在のみづきオーナーは、「セレクトセールで使った資金を早急に回収するため、

所有馬で多くの賞金を稼ぎたい」とも願っている筈です。

そして今週は、1着賞金が8900万円(馬主の取り分は8割の7120万円)

の秋華賞にミッキークイーンを出走させますので、オーナーの立場であれば、

この馬を預けている池江調教師に、迷わずメイチの勝負仕上げを指示しますし、

最終追い切りについての報告は、

「Cウッドで一杯に追われ、全体が54秒5、終いが11秒7という
時計を出していました。鞍上が仕掛けると一気に伸びて、デキがいい
馬ならではの軽快な脚捌きを見せていたので、デキが落ちということ
はないでしょう」

というものでした。

ただ、別の情報筋からは、

「前走で2着に負けた原因の一つが、スタートで出遅れた事ですし、
稽古を見とると、その点がキッチリ解消されたとは言えません。しか
も今回は、直線の短い京都の内回りですから、ゲートで五分に出られ
ないと…」

という報告も届いておりますので、馬券の中でどう扱うのかは、

最後まで慎重に見極めたいと考えております。


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