セントウルSに於いて「注目すべき存在」と考えているのは、
野田みづきオーナーが登録している
ミッキーラブソング。
野田みづきオーナーは、テレビCMで有名な財務会計ソフト・「勘定奉行」などを販売している、
「株式会社オービック」の代表取締役会長・野田順弘(まさひろ)氏の奥様でして、
自身も同社の取締役相談役を務めております。
1968年に野田ご夫妻が、大阪市西区で会計機器の販売を行うために設立した同社は、
1971年に「東京支店(現在の東京本社)」を、1973年に「名古屋支店」を、
1976年に「福岡支店」を開設するなど、順調に事業拠点を増やしていて、
今では、東京と大阪にある本社の他に、5ヶ所の支店と3ヶ所の営業所を有していまして、
更に4社のグループ企業も有しております。
そして「株式会社オービック」は、1997年に開発した統合業務ソフトウェアの「OBIC7」が好評を博して、
2000年には東証一部上場を果たし、2012年には「OBIC7」の累計導入社数が1万社を突破して、
12年連続で「国内ERP(統合基幹業務システム)累計導入社数ナンバー1」となっております。
更に、同社が4月23日(木)に発表した「平成27年3月期・決算短信」の内容は、
売上高→563億4400万円(前年比2・4%増)
営業利益→242億8500万円(前年比10・9%増)
経常利益→277億2600円(前年比11・4%増)
というもので、前年から順調に業績を伸ばしており、21年連続で最高益を更新しているそうです。
このように、2人3脚で同社を大きく成長させた野田ご夫妻のことは、
多くの方が「夫婦の鑑」とお考えになっているでしょう。
なお、馬主としてのみづきオーナーは、2002年からJRAで馬を走らせ始め、
それから今までに70頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、
NHKマイルCなど、昨年だけで重賞を4勝したミッキーアイルや、
2011年の朝日チャレンジCを制したミッキードリームや、
今年のオークスを制したミッキークイーンなどが挙げられます。
一昨年までのみづきオーナーは、2010年の「2億5750万円」が最高で、
年間の獲得賞金額が「概ね2億円前後」となっていましたが、昨年は、
ミッキーアイルの活躍により、これまでで一番多い「4億8245万円」の賞金を獲得できましたから、
この数字にはきっと満足したことでしょう。
更に、今年に入ってから先週までのみづきオーナーは、過去最高だった昨年とほぼ同じペースの、
「13勝・獲得賞金3億4089万円」という成績を残していますが、
この数字に満足せず、今後も貪欲に資金を稼ぎにくると私は見ております。
何故なら、みづきオーナーは、ご主人の順弘オーナー(株式会社ダノックス名義)と共に、
「セレクトセール」で高額馬を購入する機会が多く、
今年の7月13日(月)~14日(火)に行われた同セールに於いても、
二人で計25頭を総額14億3424万円(税込)で購入しているのですから。
当然、現在のみづきオーナーは、「購入に要した資金を、なるべく早く回収したい」と考えている筈で、
今週、1着賞金5700万円(馬主の取り分は8割の4560万円)
のセントウルSに登録しているミッキーラブソングについては、
オーナーが、この馬を預けている橋口弘次郎調教師に対して、
メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高いと見ておくべきでしょう。