アイビスSDで「注目している存在」として見ているのは、
「ロイヤルパーク」が登録している、
サカジロロイヤル。
「ロイヤルパーク」の代表である宮嶋哲也オーナーは、
滋賀県に3つの育成牧場を所有する「グリーンファーム株式会社」の取締役を務めております。
よって、私も皆様と同じく、ここでは「ロイヤルパーク」を「宮嶋オーナー」と表記しましょう。
宮嶋オーナーは、2005年から、「グリーンファーム甲南」(甲賀市甲南町)、
「グリーンファーム八日市」(東近江市瓜生津町)、
「グリーンファーム東近江」(東近江市瓜生津町)という3つの育成牧場を運営しており、
これらは全て、栗東トレセンから車で20分ほどの場所にあります。
「強い馬・健康な馬づくり」をテーマとしている、「グリーンファーム株式会社」の育成施設には、
坂路、ウォーキングマシンといった一般的な育成用の設備に加えて、レース後の休養に効果的な温泉施設がある上、
馬房内や通路に、脚元の負担を軽減できる特殊ゴムを使用するなど、素晴らしい環境が整っております。
なお、JRA馬主としての宮嶋オーナーは、確か2004年から「ロイヤルパーク」の名義で馬を走らせていて、
これまでに40頭近くを所有しており、過去の代表的な存在としては、
2012年の京都ハイジャンプと小倉サマージャンプを勝ったエムエスワールドが挙げられるでしょう。
ただ、平地の重賞に於いては、ニンジャが一昨年の北九州記念で2着、昨年のCBC賞で3着、
サカジロロイヤルが昨年の京阪杯で3着と、
僅差のレースはあるものの、まだ勝てていないのですから、
現在の宮嶋オーナーは、「そろそろ平地の重賞を勝ちたい」と考えている筈です。
また、宮嶋オーナーは、所有頭数の割に、競走馬セールに参加する機会が多く、
昨年も、8月25日(月)~28日(木)に行われた「HBAサマーセール」に於いて、
「レモンキスの2013」(牡・父スペシャルウィーク)を248万4千円(税込)で購入
「アルセイドの2013」(牡・父スタチューオブリバティ)を334万8千円で購入
と、総額583万2千円を投じて2頭を購入しておりました。
恐らく宮嶋オーナーは、8月24日(月)~27日(木)に行われる今年の「HBAサマーセール」でも、
何頭かを購入する筈ですから、現在は、「セールの購入資金を所有馬で稼いでおきたい」とも考えていることでしょう。
したがって、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)
のアイビスSDに登録しているサカジロロイヤルについては、宮嶋オーナーが、
この馬を管理している湯窪調教師に対して、メイチの勝負仕上げを指示している可能性が高いと見ておりましたので、
最終追い切りの内容を確認したところ、
「坂路で全体が52秒7、終いが12秒3という
時計を出していて、全身を大きく使った躍動感の
ある動きを見せていたので、力を出せるデキに仕
上がっているでしょう」
という内容でした。
これらの理由から、この馬の上位入線を期待しております。