一口馬主クラブ・「サラブレッドクラブ・ラフィアン」が七夕賞に登録している、
マイネルディーンについて。
同クラブの代表を務めている岡田紘和氏は、
「マイネル軍団の総師」こと岡田繁幸オーナーのご子息です。
「ラフィアン」が設立されたのは1986年のことで、
それから現在までに1300頭近くをJRAで走らせており、その中には、
マイネルキッツ→2009年の天皇賞・春など重賞3勝
マイネルブリッジ→1995年のNHK杯など重賞3勝
マイネルラヴ→1998年のスプリンターズSなど重賞で3勝
といった重賞勝ち馬が多くおり、これまでに同クラブは、
「GIレース6勝を含む重賞68勝」という実績を残しております。
一昨年の「ラフィアン」は、マイネイサベルで制した中山牝馬Sや、
マイネルホウオウで制したNHKマイルCなど、
「重賞3勝を含む65勝・獲得賞金15億2645万円」(JRA馬主リーディング4位)
という成績を残しておりましたが、昨年は、マイネルメダリストで制した目黒記念や、
マイネルラクリマで制したオールカマーなど、
「重賞3勝を含む64勝・獲得賞金13億9893万円」(同4位)と、
前年より1億円以上も獲得賞金が減ってしまったのですから、
この成績にクラブの関係者達は満足していない筈です。
よって、今年はクラブの関係者達が、「最低でも昨年以上の成績を残したい」と考えている筈ですが、
先週までの時点で、「30勝・獲得賞金5億9926万円」(同8位)と、
昨年のペースを下回っているのですから、今週以降は全力で巻き返しを図ってくると見ておくべきでしょう。
また、同クラブは、5月8日(金)に、
計56頭の「2015年度募集馬」(現1歳世代)のラインナップを発表し、
6月25日(木)から出資の受け付けを開始しておりますが、
まだ受付開始から間もないとはいえ、1頭も満口となっておりません。
よって、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を重賞で活躍させて、
出資者増加に繋げたい」と考えているのは間違いないと私は判断しております。
また、現在、同クラブには119頭の所属馬がおり、その内の「稼ぎ頭」は、
これまでに3億2334万円の賞金を獲得しているマイネルラクリマですが、
この馬は、昨年の天皇賞・秋で11着に敗れた後、12月14日(日)に行われる香港Cに出走を予定していたものの、
現地での調教中に骨折したため、同レースを回避し、現在も放牧されており、まだ復帰のメドは立っておりません。
よって、現在はクラブの関係者全員が、「マイネルラクリマの分を他の馬でカバーしたい」とも考えている筈ですから、
1着賞金4000万円の七夕賞に登録しているマイネルディーンについては、
この馬を管理している鹿戸調教師に対して、メイチの勝負仕上げを指示していると見ておりましたので、
最終追い切りの内容を確認したところ、
「レースでも乗る予定の柴田大知騎手が南ウッドに入れて、
全体が67秒4、終いの1ハロンが13秒6という時計を馬
なりで出していました。ソーミラキュラス(古馬オープン)
をコンマ1秒追い掛ける形の調教でしたが、力強く伸びてあ
っさり同入に持ち込んでいましたし、動き自体もかなり力強
いものでしたから、状態は申し分ないと判断していいでしょう」
という内容でした。
これらの理由から、この馬を「大いに注目すべき存在」と見込んでおります。