「マイラーズCで注目すべき存在」と考えているのは、
八木秀之オーナーが登録している
タガノブルグです。
八木オーナーは、栗東トレセンから車で一時間ほどの場所にある育成施設・
「有限会社宇治田原優駿ステーブル」(京都府綴喜【つづき】郡)の代表取締役です。
2002年に設立された同施設は、16ヘクタールの敷地面積を誇っており、
坂路Aコース→長さ870m・幅8m
坂路Bコース→長さ800m・幅6m
ウッドチップトラックコース→620m
ダートトラックコース→600m
という充実した設備が整っており、天井が非常に高くて換気が良い馬房には、
200頭近くの馬が収容可能で尚且つ、
栗東トレセンや京都競馬場が近いという抜群の立地条件から、多くの馬主に重宝されています。
ちなみに、「宇治田原優駿ステーブル」を設立したのは、
2000年の東京スポーツ杯3歳S(現在の東京スポーツ杯2歳S)を制したタガノテイオーや、
2003年の中京記念と産経大阪杯を制したタガノマイバッハでお馴染みの八木良司オーナーでして、
それに加えて良司オーナーは、北海道にある生産牧場の「新冠タガノファーム」も所有しており、
生産と育成に力を入れております。
そして、JRA馬主としての秀之オーナーは、今年から所有馬を走らせ初めており、
タガノブルグは昨年まで、良司オーナーの名義で走っていましたが、
今年からは秀之オーナーの名義となっています。
また、今年から所有馬を走らせている秀之オーナーは、
タガノビーンズを出走させた3月28日(土)の4歳上500万下で初勝利を上げていますが、
当然ですが、まだ重賞は勝てていません。
よって、現在は秀之オーナーが、「早く重賞を勝ちたい」と考えている筈ですから、
1着賞金5700万円(馬主の取り分は8割の4560万円)
のマイラーズCに登録しているタガノブルグについては、
秀之オーナーが、この馬を管理している鮫島調教師に対して、
メイチの勝負仕上げを指示していると見ておくべきでしょう。
また、今週は、「実質財布が同じ」と言える良司オーナーも、
マイラーズCにタガノグランパを登録しており、
現時点では賞金不足で除外対象となってはいるものの、
仮に出走してきた場合には、タガノブルグと同様に注目すべきだと思っています。