村田哲朗オーナーが吾妻小富士賞に出走させる、
ロマネクイーンについて。
村田オーナーは、「東西運輸株式会社」の代表取締役を務めています。
「東急目黒線・不動前駅」の近くにある、3階建ての「東西ビル」に本社を構えて、
主に物流事業を手掛けている同社は、グループ企業に、人材派遣を手掛けている「株式会社トーザイ・ワーク」や、
主にワインの輸送を手掛けている「リファーシステムジャパン株式会社」などがありまして、
オーナーの所有馬の中に、ロマネクイーンや、クイーンマルゴーと言ったワインの産地を含んだ名前の馬がいるのは、
「リファーシステムジャパン株式会社」でワインを取り扱っているからなのでしょう。
馬主としての村田オーナーは、2006年頃からJRAで馬を走らせていますので、
今年でキャリアが10年目となりますが、これまでに勝ったレースは3戦のみで、
獲得賞金は「10年間で4984万円」(馬主の取り分は8割の3987万円)という数字に留まっています。
また、村田オーナーは、JRAで持ち馬を走らせ始めた2006年以降、
毎年のように競走馬セールに参加していて、これまでに、「JRAブリーズアップセール」や
「千葉サラブレッドセール」や「HBAセレクションセール」や「HBAサマーセール」で、
計13頭に総額7260万円の資金を使っています。
ただ、先ほど書いた通り、村田オーナーがこれまでに獲得した賞金は「4984万円」で、
セールで使った金額を下回っていますから、間違いなく現在は、
「セールで使った資金を回収したい」とお考えになっているのでしょうし、
今年も村田オーナーは、4月28日(火)の「JRAブリーズアップセール」など、
これから行われるセールで馬を購入する可能性が十分にありますから、
きっと今は、「購入資金を稼いでおきたい」ともお考えになっている筈です。
また、村田オーナーは現在、全部で3頭を所有していて、その内の「稼ぎ頭」は、
これまでに2958万円の賞金を獲得しているロマネクイーンですが、他の2頭は、
ダイヤモンドハート(牝3歳)→4戦0勝・獲得賞金145万円
メロディハート(牝3歳)→1戦0勝・獲得賞金0円
と書けば分かる通り、全くと言っていいほど賞金を稼げていません。
そのため、私が村田オーナーでしたら、「その分をロマネクイーンで稼ぎたい」と考えますし、
今週は、1着賞金1320万円の吾妻小富士賞にこの馬を出走させます。
ですから、私は早い内からこの馬を、「勝負懸かり」と見ていましたし、
最終追い切りについての報告が、
「ポリトラックで強めに追われて、全体が68秒9、
終いが12秒5という時計を出していて、テンからス
ムーズに運んで、キビキビとした活気のある動きを見
せていましたから、申し分のないデキに仕上がってい
るのでしょう」
という内容でしたから、好レースが期待できると思います。