皐月賞で大いに注目すべき存在だと考えているのは、

杉山忠国オーナーが登録している

クラリティスカイ。

杉山オーナーの本業は、JR岐阜駅のすぐそばにある「フロンティア丸杉ビル」に本社を構え、

建築関連鋼材の販売・加工・製造などを手掛けている、「株式会社丸杉」の代表取締役です。

1921年に「丸杉商店」として創業された同社は、現在、鉄鋼卸業界でトップクラスの企業と言え、

同社が鋼材を納入した主な物件としては、JR名古屋駅に併設されている複合施設・「JRセントラルタワーズ」や、

東京都江東区にあるショッピングセンター・「ららぽーと豊洲」などの大型施設が挙げられます。

そして同社は、本社以外にも、愛知県稲沢市に「営業本部」、愛知県名古屋市に「名古屋支社」、

東京都中央区に「東京支社」、千葉県船橋市に「関東支店」を構えており、東海地区を中心に計12ヶ所ある営業所も有しております。

更に同社は、グループ企業として、

「丸杉建設株式会社」(岐阜県岐阜市)→土木・建築資材の販売及びリース事業を展開
「丸杉福井鋼材株式会社」(福井県坂井市)→建築関連鋼材の製造・加工事業を展開
「丸杉長野鋼材株式会社」(長野県松本市)→建築関連鋼材の製造・加工事業を展開
「株式会社MPS」(岐阜県各務原市)→鋼材の加工・保管・搬入・搬出・輸送事業を展開
「中央鋼管株式会社」(愛知県名古屋市)→鋼管類全般の切断・加工・販売事業を展開
「株式会社グループホーム」(愛知県名古屋市)→介護事業を展開

を有しており、現在は、確か200名以上の従業員(グループ全体では300名以上)を雇用し、

「2014年3月期」の売上高が467億円に達していますから、これらの企業を率いている杉山オーナーが、

「非常に優秀な経営手腕を持つ人物」であるのは言うまでもありません。

そして、JRAの馬主としての杉山オーナーは、1998年頃から所有馬を走らせ始め、

これまでに現役の17頭を含む70頭近くを所有しており、その中の代表的な存在としては、

昨年、杉山美惠オーナーから引き継いだスギノエンデバー(2012年の北九州記念の勝ち馬)や、

昨年のいちょうSを制したクラリティスカイなどが挙げられます。

また、一昨年の杉山オーナーは、「1億2980万円(9勝)」の賞金を獲得しておりましたが、

昨年は、クラリティスカイの活躍などで、前年を1億円以上も上回り、

過去最高の「2億3349万円(9勝)」の賞金を獲得しておりましたので、

この数字には満足しているでしょう。

ただ、今年に入ってからは、なかなか勝ち星を上げられず、

スギノハルバードを出走させた先週の1000万下条件が今年の初勝利で、

「1勝・獲得賞金3011万円」と、昨年のペースを大きく下回る状況となっています。

また、オーナーの所有馬の中で、最も多い「2億7011万円」の賞金を獲得しているスギノエンデバーは、

2012年の尾張Sを制してから、「22連敗中」となっている上、

2番目に多い「9309万円」の賞金を獲得しているゴールドブライアンは、姫川特別を制してから、

「39連敗中」となっていますから、まず間違いなく、

過去最高の獲得賞金を記録した昨年の好成績の立役者であったクラリティスカイに対し、

「他の馬の分まで稼いで欲しい」といった期待を寄せている筈です。

そこで、私が杉山オーナーの立場でしたら、

「クラリティスカイで皐月賞を勝って一気に賞金を稼ぎたい」と考え、

この馬を預けている友道調教師に対して、メイチの勝負仕上げを依頼するでしょう。

そして、最終追い切りについての報告が、

「川須騎手(レースでは横山典弘騎手が騎乗)がポリトラックに入れて、
全体が78秒3、終い1ハロンが11秒6という時計を出していました。
アドマイヤネアルコ(古馬1000万下)をコンマ8秒を追い掛ける形の
調教で、持ったままでグングン差を詰めると、最後はコンマ2秒先着する
といういい走りを見せてくれました」

というものでしたので、この馬の持っている力は出せると見ています。


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