「有限会社ターフ・スポート」が東京新聞杯に出走させる、

フレイムヘイローについて。

「有限会社ターフ・スポート」の法人名で所属馬を走らせている「ターファイトクラブ」は、

日高地区を中心とした44の生産牧場が共同で運営している一口馬主クラブです。

また、各牧場の代表者が株主として経営に関わっていることや、

生産馬をクラブに提供している主な牧場が、

ホクトベガ、マックスビューティを生産した「酒井牧場」や、

ノースフライト、テンザンセイザ、ライトカラーを生産した「大北牧場」や、

ジョーカプチーノを生産した「ハッピーネモファーム」

といった顔触れであることも、ご存知の方も多いと思います。

ちなみに、現在、「ターファイトクラブ」の代表を務めているのは、

2002年の京成杯を制したローマンエンパイアを生産した実績を持つ、「中島牧場」の代表者である中島雅春氏です。

同クラブは、これまでに約800頭をJRAで走らせており、

その中の代表的な存在としては、

先ほど名前を挙げたローマンエンパイアや、

2002年の小倉2歳Sを制したメイプルロードや、

2006年の函館スプリントSを制したビーナスラインや、

一昨年の阪神牝馬Sを制したサウンドオブハートなどが挙げられます。

また、「ターファイトクラブ」がこれまでに最も良い成績を残しているのは、

44勝を上げた2001年で、この年は、「7億2167万円」の賞金を獲得しておりました。

そして、一昨年までも同クラブは、

2009年→「21勝・獲得賞金3億5988万円」
2010年→「29勝・獲得賞金4億4371万円」
2011年→「23勝・獲得賞金3億9811万円」
2012年→「26勝・獲得賞金3億6964万円」
2013年→「18勝・獲得賞金3億7242万円」

という形で、2001年には及ばないものの、コンスタントに3億円以上の賞金を獲得しておりましたが、

昨年は、インカンテーションがみやこSを制したものの、全体の勝利数は11勝に終わり、

獲得賞金も、前年までを大きく下回る「2億6687万円」に留まっております。

そして、こういった状況が大きく影響していると思われ、同クラブが昨年の7月15日(火)から出資を募っている、

計24頭の「現2歳世代の募集馬」は、私が確認したところ、既に満口となっているのは

「レイドフラワーの2013」(父ステイゴールド)のみで、

「受付終了」となった1頭を除く残りの22頭は、現在も出資を受け付けているのです。

更に同クラブは、昨年の10月28日(火)から、計12頭の「現1歳世代の募集馬」と、

「現2歳世代の追加募集馬」となる「ツルミローズの2013」(牝・父スターリングローズ)

に対する出資も受け付けておりますが、こちらは1頭も満口になっておりません。

そこで、現在はクラブの関係者全員が、「今年は最低でも昨年以上の成績を残したい」、

「今後の出資者増加に繋がるよう、過去の募集馬を活躍させて、出資を検討している顧客層に好印象を与えたい」

と強く願っている筈ですが、今年に入ってから先週までは、

「21戦1勝・獲得賞金2653万円」という、客観的に見て「不十分」と言わざるを得ない成績となっております。

しかし、フレイムヘイローが1着賞金3800万円の東京新聞杯を勝てば、

今週、獲得賞金を一気に上積みできる上、出資を検討している顧客層に、

「ターファイトの募集馬は稼げる」という印象を強く与えられ、それがクラブにとって、

大きな追い風となるのは間違いありません。

そこで、私がクラブの関係者であれば、この馬を預けている蛯名調教師に対して、

お釣りを全く残さない、渾身の勝負仕上げを指示しますし、

最終追い切りについて、

「坂路で一杯に追われて、全体が54秒5、終いが12秒5という、
かなり重い今の馬場状態を考えれば十分な時計を出していました。
1秒2先行していたデルマオトミサンを、後ろから追い掛ける形の調
教で、鞍上が仕掛けると鋭く伸びて一気に相手をかわし、最後は1秒
2先着していましたし、無駄な肉が落ちた逞しい体付きをしていまし
たから、申し分のない仕上がりだと見ていいでしょう」

という内容でしたから、「人気薄でも一発が期待できる」と考えております。


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