「河長産業株式会社」が根岸Ｓに出走させる、
マルカフリートについて。
「河長産業株式会社」は、岐阜県の恵那市に本社を構え、
生コンクリート圧送業や土木工事業などを手掛けている「丸河商事株式会社」のグループ企業です。
１９４９年の創業という、既に半世紀以上の歴史を誇る「丸河商事株式会社」は、
１９６６年、現在の主要業務となっている建築資材の運搬や販売、
コンクリート製造や砂利生産などを開始しております。
また、私が確認したところ、同社は、プレストレスト・コンクリート（ＰＣ）を使用した
「エクストラドーズド橋」の建設に多く関わっているようで、ここ数年だけでも、
岐阜県揖斐郡にある徳山ダムに架かっており、同型の橋では世界トップレベルの規模を誇る「徳之山八特橋」や、
新東名高速道路の「浜松ＳＡ」と「浜松いなさＪＣＴ」の間に架かっている「都田川橋」など、
多くの大規模工事に関わっておりますので、地元では、「地域に欠かせない重要な存在」と認識されていることでしょう。
なお、同社の「馬主法人」である「河長産業」は、ＪＲＡで３０年近くも馬を走らせている大ベテランでして、
これまでに１５０頭近くを所有しており、過去の代表的な存在としては、
１９８７年の京阪杯を制したマルカセイコウや、
１９９６年の鳴尾記念を制したマルカダイシスや、
２００５年のデイリー杯２歳Ｓを制したマルカシェンクや、
２００６年の中山大障害、２００８年の中山グランドジャンプを制したマルカラスカルや、
２００８年の阪神Ｃ、２０１０年のスワンＳを制したマルカフェニックスなどが挙げられます。
そして、ここ数年で「河長産業株式会社」が最も良い成績を残したのは、
２０１２年でして、１０勝を上げ、２億０６７０万円の賞金を獲得しておりましたが、その後に於いては、
２０１３年→６勝・獲得賞金１億５５８１万円
２０１４年→４勝・獲得賞金９４８４万円
という状況となっており、昨年は、２０１２年の半分以下の成績に留まったのですから、
今年は「河長産業株式会社」の関係者達が、「何としても悪い流れを止めたい」と考えている筈です。
しかも、「河長産業株式会社」は、２０１０年のスワンＳをマルカフェニックスで制してから、
４年３ヶ月近くも重賞勝ちをご無沙汰しているのですから、間違いなく現在は、
「久しぶりに重賞を勝ちたい」とも考えていることでしょう。
よって、１着賞金３７００万円（馬主の取り分は８割の２９６０万円）の根岸Ｓに出走させるマルカフリートについては、
この馬を管理している浜田調教師に対して、
メイチの勝負仕上げを指示していると見ておりましたので、
最終追い切りの内容を確認したところ、
「Ｃウッドでやった１週前追い切りでは、７ハロンからビッシリ追う、
意欲的な内容をこなしていたため、昨日の最終追い切りは、流す程度の
ものでしたけど、動きはとてもスムーズでした。休み明けだったこの前
のジャニュアリーＳを叩いた上積みは十分見込めると判断していいでし
ょう」
という内容でしたから、今回、
馬券に絡んでくる可能性が十分にあると判断しております。