安達昭夫調教師がセントウルSに使う
リアルヴィーナスについて。
安達昭夫調教師は、1975年に馬事公苑の長期騎手課程に入って、
1979年に増本勇さんの厩舎から乗り役としてデビューしましたが、
それほど目立った活躍はできず、通算125勝という成績を残して、
1994年に乗り役を引退し、梅内忍調教師のところの助手にななりました。
そして、1999年に調教師の試験に受かって、次の年の2000年に厩舎を開業しています。
ちなみに安達調教師は、家族に競馬関係者がいた訳ではないそうですが、
彼のお父さんが飼料の会社に勤めていたことから、この世界に進もうと考えたそうです。
初めの年こそ、「6勝・獲得賞金9445万円」という成績だったものの、
3年目の2002年には、「13勝・獲得賞金2億1232万円」と、
初めて勝ち星を2ケタに乗せると、その後も、コンスタントに勝ち星を上げていて、
先週までにJRA通算で207勝を上げています。
また、チャクラを使った2003年のステイヤーズSで初めて重賞を勝つと、
エスポワールシチーを使った2009年のジャパンCダートで初めてGIを勝つなど、
先週までに、JRAの重賞を13勝していますので、乗り役として馬を走らせるよりも、
調教師として馬を育てる方が合っているんでしょうね。
それに師のところは、管理馬をどんどん地方交流重賞に挑戦させていて、
JRAのGIと交流GIを合わせて9勝を上げたエスポワールシチー、
JBCスプリントなどを勝ったバンブーエールや、
TCK女王盃などを勝ったヤマトマリオンなど、しっかりと結果を残しています。
しかし、「10億2319万円」と、師の厩舎で一番多く賞金を稼いでくれたエスポワールシチーは、
昨年一杯で引退して種牡馬となったので、きっと最近の安達調教師は、
「エスポワールシチーに代わる馬を育てなければならない」と思っているでしょう。
また、エスポワールシチーが活躍していた頃の師の厩舎は、
JRAと地方交流の賞金を合わせて、
2009年→6億8074万円(エスポワールシチーの獲得賞金3億1336万円)
2010年→3億6150万円(エスポワールシチーの獲得賞金1億6779万円)
2011年→3億5766万円(エスポワールシチーの獲得賞金1億3291万円)
2012年→3億4569万円(エスポワールシチーの獲得賞金1億6718万円)
2013年→4億2610万円(エスポワールシチーの獲得賞金1億6497万円)
という結果を残していましたが、今年に入ってから先週までに獲得した賞金は、
「1億9610万円」と、昨年までのペースを大きく下回る状況となっています。
上記の成績と比べて、大きく下回る可能性がとても大きい状況となっています。
そのため、今の安達調教師は「賞金の高い重賞を今すぐ勝ちたい」と考えている筈です。
ただ、今、安達調教師の厩舎で預かっている30頭の中で「稼ぎ頭」は、
「2億6285万円」の賞金を稼いでいるのデスペラードですが、この馬は今年、
京都記念と天皇賞・春の2戦しか走っていませんし、
復帰の予定は10月13日(月)の京都大賞典となっているため、私が師の立場でしたら、
1着賞金5700万円のセントウルSに使うリアルヴィーナスは、
メイチに仕上げて出すことでしょう。
そこで師がこの馬をどう仕上げてくるのか注目していたのですが、坂路でやった最終追い切りでは、
レースで乗る藤岡康太騎手が坂路に入れて、全体で53秒7、
終い1ハロン12秒7という時計を馬なりで出していました。
キビキビとした動きを見せていて、馬体の張りも目を引くものでしたから、
見込み通り、安達調教師が念入りに仕上げてきた判断していいでしょう。
リアルヴィーナスは、前走、前々走と、2ケタ着順だったため、
今回は人気にはなりませんが、このデキであれば、
上位に食い込んでくる可能性はあると思います。
当日買い目をご希望の場合は
競馬会員にお申込み下さい。
もしくはこちらを手にいれておけば後は
定期的に的中馬券を掴む事ができるでしょう
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
trapcombination【競馬WINDOWS専用ソフト】