一口馬主クラブの「グリーンファーム」が京成杯オータムＨに登録している、
ウイングドウィールについて。
同クラブに於いて、現在、愛馬会法人の代表を務めている河野二郎氏は、
２００３年の１１月から２００９年の７月まで、
衆議院議長を務めた河野洋平氏のご子息であり、
自民党所属の現役衆議院議員・河野太郎氏の弟です。
また、洋平氏は現在、「日本軽種馬協会」の会長理事を務めており、
太郎氏も現在、「セレクトセール」の主催などを行っている「日本競走馬協会」の会長を務めておりますし、
河野家は、洋平氏の父である一郎氏の代に「那須野牧場」を開設し、ここでは、
１９６６年の菊花賞や１９６７年の天皇賞・春を制したナスノコトブキなどを生産しておりますので、
河野家は、「長きに渡り、競馬界と深く関わっている一家」と言えます。
ちなみに、「日本競走馬協会」と「グリーンファーム愛馬会」は、
どちらも同じ「麻布台ビル」を拠点としていますし、
「東京タワー」のすぐ近くにあるこのビルには、
二郎氏と太郎氏の祖父にあたる河野一郎氏が創業に尽力し、
今は競馬中継でお馴染みとなっている「ラジオ日本」や、
「地方競馬全国協会」の事務所もありますので、これらのことも、
河野家と競馬界の関わりの深さを明確に証明しております。
そして「グリーンファーム」は、これまでに３００頭以上をＪＲＡで走らせており、
その中の代表的な存在としては、１９９４年の阪急杯と札幌スプリントＳを制したゴールドマウンテンや、
１９９８年の京阪杯を制したブラボーグリーンや、
１９９９年の根岸Ｓを制したセレクトグリーンや、
２００９年のエリザベス女王杯を制したクィーンスプマンテなどが挙げられるでしょう。
しかし最近の「グリーンファーム」は、ＪＲＡの重賞に於いて、
２０１１年のフローラＳをバウンシーチューンで制してからこれまで、
３年半近くも勝利から遠ざかっており、現在は「重賞で２０連敗中」となっておりますので、
同クラブの関係者達は現在、「そろそろ重賞の連敗を止めたい」と強く願っている筈です。
また、同クラブは、全部で２６頭いる「現２歳世代の募集馬」と、
全部で１９頭いる「現１歳世代の募集馬」の、合計４５頭に対する出資を受け付けておりますが、
２歳馬は１５頭が、１歳馬は１８頭が、まだ満口となっておりません。
そこで、ＪＲＡの個人馬主資格を取得する前、
一口馬主クラブ・日信レースホース（現在のセゾンレースホース）
の代表を務めていた自分自身の経験を踏まえて考えると、現在はクラブの関係者全員が、
「今後の出資者増加に繋げるため、過去の募集馬をレースで活躍させたい」
と考えている筈であり、一般的な注目度の高い重賞を勝てば、
その効果が大きいのは言うまでもありません。
そして「グリーンファーム」は今週、１着賞金３８００万円
（馬主の取り分は８割の３０４０万円）
の京成杯オータムＨにウイングドウィールを登録してきましたので、
「必ず何かを仕掛けてくる」と考えておくべきでしょう。
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