「モハメド殿下」がＣＢＣ賞に出走させる、
ルナフォンターナについて。
「ドバイ首長国」の首長であり、
「アラブ首長国連邦」の「副大統領兼首相」でもある「モハメド殿下」は、
世界的に有名な競走馬管理団体
「ゴドルフィン」を擁するオーナーブリーダーで、
「ドバイ国際競走」の創設者として、非常に広く知られており、
所有馬で上げた過去の代表的な勝利としては、
ハートレイクで制した１９９５年の安田記念や、
シングスピールで制した１９９６年のジャパンＣや、
ファンタスティックライトで制した２０００年と
２００１年のブリーダーズＣターフや、
ドバイミレニアムで制した２０００年のドバイワールドＣや、
マリエンバードで制した２００２年の凱旋門賞などが挙げられるでしょう。
そして、２００４年の９月には、
北海道日高の富川に「ダーレー・ジャパンファーム」を設立し、
２００８年には、鵡川にあった「西山牧場」を買い取るなど、
近年は日本での生産規模を拡大しており、現在は、
確か北海道内に７つの牧場を所有している上、
「ダーレー・ジャパン株式会社」の取締役に、
「メイショウさん」こと松本好雄オーナーの馬係をしていた三嶋牧場の専務
三嶋健一郎さんを迎えておりますので、
ただ単に規模を拡大するだけではなく、
「優秀な人材を揃えて、いい馬を作りたい」
という意思を強く感じます。
なお、ＪＲＡ馬主としての「モハメド殿下」は、
２００９年の１１月に個人馬主資格を取得し、
２０１０年から持ち馬を走らせ始めており、
最初の年は出走頭数も少なかったため、
３勝に終わったものの、それ以降は、
２０１１年→１４勝・獲得賞金１億９５３０万円
２０１２年→２８勝・獲得賞金４億３５５６万円
２０１３年→５１勝・獲得賞金９億１２８３万円
と、毎年順調に成績を伸ばしている上、
今年に入ってからも先週までの時点で、
ディサイファで制したエプソムＣなど、
「３８勝・獲得賞金７億５１７３万円」
と、現時点で個人馬主では最高の
「ＪＲＡ馬主リーディング５位」
という素晴らしい成績を残しております。
しかし「モハメド殿下」が先週までの成績だけに満足せず、
今週以降も貪欲に勝ちにくると判断しております。
何しろ、先ほども書いた通り、
「モハメド殿下」が設立した「ダーレー・ジャパン株式会社」は、
２００４年の９月から現在まで、
日本に多数の拠点を設立しているため、これらに投じた費用は、
現在までにＪＲＡで獲得した賞金を遥かに上回っていると推測されますので。
そのため、恐らく、「モハメド殿下」は、
「日本で投資した費用は、日本のレースで回収しておきたい」
と考えている筈ですから、
１着賞金３８００万円（馬主の取り分は８割の３０４０万円）の
ＣＢＣ賞に登録しているルナフォンターナについては、
私が「モハメド殿下」の立場であれば、
この馬を管理している池江調教師に対して、
メイチの勝負仕上げを指示する筈です。
そして、最終追い切りの内容を確認したところ、
「昨日、ウッドで一杯に追って、全体が８６秒４、終い１２秒３
という時計を出していて、力強い脚捌きで意欲的な調教をこなし
ていました。追い切った後の気合い乗りも抜群で、状態は更に上
向いていると判断できますね」
という見込み通りのものでした。
ルナフォンターナは、今回、初めての重賞挑戦となりますが、
１０００万特別、１６００万特別、
オープン特別と３連勝しているように、
馬がとても充実しているのは明らかですし、
ここでもチャンスは大いにあると見ておくべきでしょう。
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