松岡隆雄オーナーが三宮Ｓに出走させる、
ドリームコンサートについて。
松岡オーナーの本業は、山口県の下関市に本社を構え、
水産物の輸入販売や、自社所有の冷蔵倉庫を活かした物流サービスなどを手掛けている、
「株式会社松岡」の代表取締役です。
１９５０年、「松岡商店本店」として創業された同社は、
１９７３年、名称を現在と同じ「株式会社松岡」としておりまして、
それ以降は、本拠地の下関に複数の物流センターを開設しながら、
１９８９年→東京支店を開設
１９９０年→千葉県船橋市に物流センターを開設
１９９３年→大阪支店を開設
１９９６年→大阪市住之江区に物流センターを開設
１９９９年→福岡市東区に物流センターを開設
といった形で事業を拡大しています。
更に１９９９年には、高知県の幡多郡大月町に、
「サンライズファーム養殖場」という自社の養殖場を開設し、
「ブリ」と「クロマグロ」の養殖を行っていまして、
それらを「日の出ぶり」・「日の出まぐろ」というブランド名で販売しています。
そして、「２０１３年１月期」の売上高は３１４億円
（前年比プラス１１億円）という素晴らしい数字でしたから、
その経営者である松岡オーナーを、
私は「腕利きの経営者」と考えています。
なお、ＪＲＡ馬主としての松岡オーナーは、
法人名義で馬を走らせていた時期もありましたが、
２００３年頃からは、ほぼ全ての馬を個人名義で馬を走らせていまして、
その中の代表的な存在としては、
２００５年の産経大阪杯と毎日王冠を制したサンライズペガサスや、
２００７年のフェブラリーＳを制したサンライズバッカスや、
２００７年のセントウルＳなど重賞を３勝したサンアディユや、
２００８年と２００９年の中山大障害を連覇した
キングジョイといった名前が挙げられますわ。
また、松岡オーナーと言えば、
競走馬セールに参加する機会が非常に多く、
過去５年だけでも、
２００９年→「九州トレーニングセール」、
「千葉サラブレッドセール」、「ＨＢＡトレーニングセール」、
「セレクトセール」で１０頭を１億５８６０万円で購入
２０１０年→「セレクトセール」、「ＨＢＡセレクションセール」で６頭を９１５０万円で購入
２０１１年→「セレクトセール」で１頭を４１００万円で購入
２０１２年→「ＨＢＡセレクションセール」で１頭を１６５０万円で購入
２０１３年→「ＨＢＡオータムセール」で２頭を１６００万円で購入
と、計２０頭に総額３億２３６０万円を使っています。
ですから、今年も松岡オーナーは、
７月１４日（月）～１５日（火）の「セレクトセール」や、
７月２２日（火）の「ＨＢＡセレクションセール」など、
これから行われるセールで何頭かを購入する筈ですから、
きっと今は、
「持ち馬でセールの購入資金を稼いでおきたい」
と考えている筈です。
そして今週は、１着賞金１７９０万円
（馬主の取り分は８割の１４３２万円）の
三宮Ｓにドリームコンサートを出走させますので、
「間違いなく勝負懸かり」と見ていましたし、
最終追い切りについての報告が、
「乗り役の岩崎騎手（レースは武豊騎手）が坂路で強めに追って、
全体が５４秒６、終い１２秒６という時計を出していて、動きそ
のものがとても素軽いものでしたし、馬体の張りや毛ヅヤも非常
に良く見えましたので、力を出し切れるデキに仕上がったと判断
していいでしょう」
という内容でしたから、好レースが期待できると思います。
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