下河辺行雄オーナーが駿風Sに出走させる、

ジルコニアについて。

下河辺行雄オーナーは、2011年のオーシャンSと

CBC賞を勝ったダッシャーゴーゴーや、

昨年の桜花賞を勝ったアユサンなどを生産した「下河辺牧場」の代表でして、

この牧場を1966年に創業した下河辺孫一さんのお孫さんです。

そして、

行雄オーナーがJRAで個人名義の馬を走らせ始めたのは、

2003年からでして、その中ですぐに思い付く名前としては、

2009年のローズSを勝ったブロードストリートや、

2010年の京王杯スプリングCを勝ったサンクスノート

などが挙げられます。

昨年までで、行雄オーナーが一番いい成績を残していたのは、

ブロードストリートがローズSを勝った2009年でして、

このレースを含む7勝を上げて、

2億1766万円の賞金を獲得していました。

ただ、次の年からは、

2010年→4勝・1億3531万円の賞金を獲得
2011年→3勝・9239万円の賞金を獲得
2012年→4勝・6536万円の賞金を獲得
2013年→6勝・6966万円の賞金を獲得

と書けば分かる通り、毎年のように獲得賞金が減っていますので、

きっと行雄オーナーは、

「このままではまずい」

という危機感を持っている筈です。

何しろ行雄オーナーは、「下河辺牧場」の代表ですから、

自分の名義で走らせている馬が活躍しないと、

牧場の評判を落としてしまう可能性がありますし、

実際、昨年の「下河辺牧場」は、「千葉サラブレッドセール」と

「HBAトレーニングセール」と「セレクトセール」と

「HBAセレクションセール」と「HBAサマーセール」

の計5セールに全部で22頭を上場していましたが、

およそ3割にあたる8頭が買い手の付かない「主取り」となっていましたからね。

ですから、今の行雄オーナーは、

「牧場の評判を高められるよう、
自分の名義で走らせている馬を活躍させたい」

と考えているのでしょうから、

駿風Sに出走させるジルコニアについては、

この馬を管理している武藤調教師に対して、

「メイチの勝負仕上げを指示」

している可能性が高いと見ていました。

そして、最終追い切りについては、

「30日(水)、坂路で強めに追われて、全体が53秒8、
終いが14秒2という、雨で馬場が渋っていたことを考えれ
ば十分な時計を出していました。ちなみにこの時計は、今週、
美浦の坂路で追われた馬の中では2番目に速いもので、脚捌
きも非常に力強いものでしたから、力を出し切れるデキに仕
上がったと考えていいでしょう」

という内容でしたから、ここでいいレースをして、

行雄オーナーを喜ばせることができそうです。

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