中日新聞杯で「注目すべき存在」として見ているのは、

近藤利一オーナーが出走させる

アドマイヤフライトです。

「アドマイヤ」の冠名でお馴染みの近藤利一オーナーは、

大阪市北区を拠点に建築解体業などを行っている「合建株式会社」の代表取締役会長です。

近藤オーナーは、1984年にJRAの馬主資格を取得してからこれまでに300頭以上の馬を所有しており、

過去の代表的な存在としては、2001年の朝日杯FS、2004年のフェブラリーSを制したアドマイヤドンや、

2003年と2004年のエリザベス女王杯を連覇したアドマイヤグルーヴや、

2008年の日経新春杯とダイヤモンドSを制したアドマイヤモナークや、

1998年の朝日杯3歳S(現在の朝日杯FS)と、2002年の安田記念を制したアドマイヤコジーンや、

1999年のダービーを制したアドマイヤベガなどが挙げられ、

これらの馬達の活躍などにより、国内のレースに於いて

「GIレース10勝を含む重賞53勝」という素晴らしい成績を残しております。

そして一昨年の近藤オーナーは、アドマイヤラクティで制したダイヤモンドSや、

アドマイヤロイヤルで制したプロキオンSなど、重賞2勝を含む40勝を上げ、

9億1013万円の賞金を獲得しておりましたが、昨年は、勝利数こそ前年を上回る45勝を上げたものの、

獲得賞金は1億5千万円近く下回る7億6855万円という数字に留まっております。

その要因の一つとして、昨年の近藤オーナーは、アドマイヤラクティで、

オーストラリアのGI・コーフィールドCを制したものの、国内の重賞に関しては、

所有馬を42回出走させたものの、一度も勝てなかったことが挙げられるでしょう。

よって、今年を迎えるにあたって近藤オーナーは、

「重賞の連敗ストップ」を目標の一つとして掲げていた筈であり、

早速、日経新春杯で連敗を止められた訳ですから、その点については満足している筈です。

しかし、現在、近藤オーナーが所有している59頭の内、多くの賞金を稼いでいる上位3頭の状況は、

アドマイヤロイヤル(獲得賞金2億5335万円)→11連敗中
アドマイヤサガス(獲得賞金1億7029万円)→6連敗中
アドマイヤタイシ(獲得賞金1億6938万円)→11連敗中

となっているため、、「他の馬で賞金を稼がなければならない」と考えている筈です。

そして今週は、1着賞金4000万円(馬主の取り分は8割の3200万円)の

中日新聞杯にアドマイヤフライトを出走させてきますので、

近藤オーナーがこの馬を管理している橋田調教師に対して、

メイチの勝負仕上げを依頼している可能性が高いと見ていたのですが、

実際、調整内容についても、

「Cウッドでの最終追い切りは、強めに追って全体が80秒2、
終いが12秒2をマークしていました。前走の疲れは全く残って
いないようで、体全体を使った大きなフットワークで走れており、
ここに向けて橋田調教師が念入りに仕上げてきたと判断していい
でしょう」

という見込み通りのものでした。

そのため、この馬の上位入線を期待しております。


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